2024年6月24日月曜日

2024年一般財団法人ジェイリース奨学基金奨学生第6期生募集のご案内

皆様

viwa事務局です。

 

下記、ご案内いたします。


★2024年一般財団法人ジェイリース奨学基金奨学生第6期生募集概要★



①募集期間

6月3日(月)~9月24日(火) 以前応募された方も再度応募可能です


②応募資格

身体障害者手帳(視覚障害1?6級)が交付されている、または視覚に障害があることを証明する医師の診断書が提出可能で、以下4つのいずれかに該当する方。

1.視覚障がい者を対象とした職業訓練機関等に在籍中の方

2.盲学校(視覚特別支援学校)の専攻科に在学中の方

3.国内の大学の大学生ならびに大学院生、短大生の方

4.高等学校(盲学校高等部含む)3年生の内、卒業直後に訓練機関、盲学校専攻科及び国内の大学等いずれかへの進路を希望している方


③提出書類

  奨学生願書

  推薦書

  身体障害者手帳:視覚障害1~6級のコピー、または医師の診断書

  在学証明書または在籍証明書

  小論文(以下3つのテーマより1つを選択。文字数:700~800字) 


  ・私の夢 

  ・私の考える共生社会の実現に向けて 

  ・私の再チャレンジ・再スタート 


④奨学金

 厳正なる選考により、5名程度の方に年間60万円(返済義務はありません)を給付します。


⑤応募方法

郵送または公式ホームページ内応募フォームにて応募してください。


〈郵送先〉

 〒163-1102  

  東京都新宿区西新宿六丁目22番1号

  新宿スクエアタワー2階 ジェイリース株式会社内

  一般財団法人ジェイリース奨学基金事務局


 ※詳細は公式ホームページをご覧ください。


公式ホームページURL https://www.nh-shogakukikin.jp

公式エックスURL   https://twitter.com/shougakukikin




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【開催報告】視覚技塾2024 障害者雇用と合理的配慮を対話しよう

皆さま

viwaの奈良里紗です。
6月6日に視覚技塾2024~障害者雇用と合理的配慮を対話しよう~を開催しました。

たっぷりとした対話を実現できるように、30分×2回のブレイクアウトルームを実施。
合計60分の対話タイムは想像以上に盛り上がり、終わってみれば、
「あっという間の時間だった」
「時間がたりなかった!」
というお声もたくさんいただきました。

そう、これから大切になるのは対話すること、改めて感じるセミナーとなりました。

印象的だったことは、
「配慮が排除になっていないか」
という問いでした。

相手は悪気があるわけではなく、親切な気持ちで配慮したことが、障がいのある人にとって排除になっていることってあるあるなんですよね。

こういうことを、少人数のグループだからこそ、ゆっくり深掘りできる時間はとても大切なのではないかと考えています。

次回は10月10日に開催予定です。
ご興味のある方はぜひ予定をあけておいてくださいね。一緒に対話の時間を楽しみましょう。

#視覚障害 #障害者雇用 #ダイバシティ #合理的配慮 #本音で対話

viwa 奈良里紗

2024年6月23日日曜日

地域の学校で学ぶ弱視生徒の合理的配慮




こんにちは。viwaの奈良里紗です。
さて、今年度、viwaでは様々な合理的配慮に焦点をあてて活動をしております。

今回はパパママ会に参加してくださっている保護者の一人から、娘さんのこれまでの合理的配慮に関する体験談を寄せていただきました。

現在、高校生の娘さんの合理的配慮から、
そこに至るまでの道筋も含めて書いてくださいました。
とても読みやすく、どんなふうに保護者が学校や関係機関と連携しながら娘さんの教育環境を整備されていったのかがよくわかります。

ぜひ、読んでいただけたらと思います。

ここから

見え方
先天性の全色盲、弱視、眼振有り
色の判別がつきにくかったり見えにくい色があったり、目から20センチ程度以外ははっきり見えていない
眩しさに弱い

現在、高校一年
高校での合理的配慮について、中学校1年生のころから希望する高校へオープンキャンパスに通い3年生になるまでに何度も相談に乗っていただきました。
オープンキャンパスは中3向けといわれるかもしれませんが、中学校側にも許可をとり1年の頃から通いました。

ある程度、その時に先生や生徒さん方の対応や雰囲気がわかります。

結果、希望する高校へ入学でき、相談窓口となってくれる先生もしっかりと対応し続けてくださっています。

同じ視覚障害でも配慮内容が同じ子はなかなか居ないので先生方も未経験です。

その都度、試しながらお互いに良い方法を模索し続けています。

入学前にお願いしていた配慮
・拡大読書器、斜面台、iPad等の見やすくするためのもの持ち込み許可
・教科書はUD(電子教科書)利用許可
・席は眩しくないようカーテンを閉め、窓際の一番前に固定。(見易さ、機材の置き場の為)
・下駄箱、傘立て、白杖たて、ロッカー等の荷物の置き場所を見つけ易い場所に固定
・テストの時間を1.3倍に延長、問題用紙と解答用紙の拡大(大学受験でも可能な配慮)

高校生活が始まってから対応していただいた配慮
・課題等で書き写す作業が多すぎ睡眠時間を確保できなくなったので違う方法を提案していただけた(目が疲れると眼振の揺れが酷くなり、ますます大変な作業となる為)
・部活動では遠征等もあるため、顧問の先生と不安なポイントを共有
・写メを撮影することはなかなか許可もらえませんが、板書や掲示物等、必要に応じて対応してもらう

といった具合に高校生活をスタートさせています。

我が家の配慮の基盤は幼稚園の頃に出会えた大学教授たちのおかげで確立できたものです。
ここが一番のポイントだったので、小学校入学について書きたいと思います。

まず、入園頃から視覚障害の為に通っていた病院に教育相談の時間がありました。

その担当は一人の大学の先生でした。その先生は何かあれば、幼稚園や学校側に直接話をしてくださるという立場も示してくれる心強い存在でした。この場でたくさんの相談をし、情報を得ました。

娘の場合は、普通学級の履修科目を履修した方がよいと決断。
iPad等、最先端の物を利用しながら普通学級についていくための研究をされている他の大学教授の情報得て、そちらの大学まで教育相談に行きました。
そのご縁が小学校生活に大きくかかわりました。

入学にむけて
年中の頃から、行きたい小学校(地元学区の小学校)に相談に通う。
校長、教頭、養護、コーディネーター、対応してくださる先生は学校によると思いますがコーディネーターの先生がいれば支援についての知識や経験が豊富で安心できました。

入学直前1月に視覚支援級を作れることになり、ひとりだけの支援級を作って入学することになりました。

小学校には盲学校や大学教授とも連携をとっていただきながら環境を整えていくことに同意してもらい
小学校での生活がスタートしました。

・斜面台、拡大読書器、拡大教科書等、必要なものを学校や自力で準備
・支援級のひとりとして入学し、ひとりの時間も多いところからスタート
高学年になるにつれ交流級でほぼ過ごす方向へ(高校では支援級は無いので)
・盲学校や大学教授の指導を受け、取り入れることができる物事を担任が実行してくださった
・受験時間1.3倍や拡大プリント、見易いフォントの利用(大学受験でも可能な配慮を見越して実績を積む)
・高学年になったころUD(電子教科書)開発が進み、利用可能となった

はっきりいって、初めに担任をしてくださった先生に恵まれました。
大学教授も、研究対象として小学校まで毎年足を運んでくださり、担任も勉強熱心に取り組んでくださったおかげで、しっかりとした視覚支援級の基盤が出来上がりました。

親として思うところは
研究されている教授の「当事者の視点と教師側の視点から物事を見る」ことができる立場から、視覚障がい者に対する配慮の考え方をアドバイスいただけることは説得力もあり、私にとっても目からうろこもあり、所属先の学校の先生方への理解を深めるのに一番助かったということです。

はっきりいって、自分も娘の為の環境づくりに最善が何なのかわかりませんでした。
何もかも、配慮だといって甘やかすと子供の成長の妨げになることもありますし、遠慮して厳しい環境においたままだと成長できたはずのことを見逃しほとんどを諦めてしまうことになりかねない。

ただの親とただの学校の先生だけではなかなかこの環境はできなかったと思います。
我が家の場合は教育委員会もですが、大学教授4名、盲学校、奈良さん等、多くの相談窓口があります。

全てと深く関わっているわけではありませんが、何かあったときに相談できる場所として頭にはあります。
この障害での生活について勉強されている方々の多くの知識と情報と協力を必要としました。

ちなみに、
中学は義務教育なので小学校からの実績をそのまま受け入れてもらう形でほぼいけました。
小5の頃から中学校にも相談を持ち掛けました。
教科担になる為の相談等必要だと思います。

登校から下校までほぼ交流級ですが、最低限の時間は一人授業も必要となる為、数学、美術等、数科目選択
3年間の支援級担任が教育者として残念な方だったことに加え、コーディネーターもおらず、残念ながらコロナ渦になり大学教授が直接来校いただけなかったことも重なり、後遺症の残る大怪我をしてしまった多くの後悔が残る3年間となってしまいましたが、その経験からの学びも踏まえ、高校では交流級のみの一般生徒として初めての生活をスタートしています。

ちなみに中学では3年生の一年間を高校へ向けた練習の為、支援級をやめる選択肢もありました。

ここに書ききれていない配慮も、それぞれの先生が考え対応してくださった配慮がたくさんありました。

良かった配慮は続けてもらいデータ化すると、進学先にもその実績を伝え、引き継いでもらえる可能性が高くなります。

障害の違いで配慮も変わってきますが、それを理解し相談に乗ってくれ、生産性のある発言をしてくださる先生を見つけ相談窓口として関わっていただくことで、随分と話しやすくなると思います。

ここに書いた内容が自分の学校でも可能な配慮かもしれないと、少しでも背中を押す判断材料になればとおもいます。


2024年6月14日金曜日

視覚技塾 for Medical worker~ロービジョン連携手帳~ 開催のご案内

 皆さま

viwa事務局です。

7月は視覚技塾 for Medical workerを開催します。

視覚技塾 for Medical workerでは
・ロービジョン児・者のリアルを患者の立場から医療従事者に伝えること
・日常生活上の「見えない」を「見える」に変える工夫の共有
・かゆいところに手が届くロービジョンケアの探求
を患者の立場であるロービジョン者と医療従事者が垣根を越えてざっくばらんに情報交換、ディスカッションをすることを目的に実施します。

なかなか病院の診察室で対面する患者さんには聞けないこと、
今更聞けないあれこれを少人数でがっつり語り合い、学びあう時間をご提供します。

今回のテーマはロービジョン連携手帳です。

それぞれの現場でどのように活用しているのか、活用しはじめて見えてきた課題、改善に向け取り組んでいることなどを共有しながら、ロービジョン当事者も一緒にこれからのよりよいロービジョンケアの形を考えます。

下記、セミナーの詳細です。情報の転送・転載は大歓迎です。

- 記 -

開催日:2024年7月15日(月)20:00~21:30
場所:オンライン(zoom)
主催:視覚障がい者ライフサポート機構 ‟viwa”
テーマ:ロービジョン連携手帳

【対象】視能訓練士で現在、ロービジョン者のケアを担当している方

【定員】10名

【会費】
1,000円

※参加費は事務手数料 等
※会費はクレジット決済、コンビニ、ATM決済、Paypal、銀行振込の中からお支払い願います。
 チケット購入の際にお選びください。
※お支払いいただいた会費は、こちらの事情でイベント開催を中止する以外では、いかなる理由があっても返金いたしかねますので予めご了承ください。
※チケット購入後にキャンセルする場合は、viwa事務局(info@viwa.jp)までご連絡ください。返金の処理を行います。

【お申込み方法】
下記URLよりお申込みください


※お申し込み後、自動返信にてイベントの詳細をご案内しております。
 Peatixからの自動返信メール(tickets@peatix.com)が受け取れるよう準備をお願いします。
 万が一、申し込み後、受付メールの受信ができない場合には事務局(info@viwa.jp)までお知らせください。
※Peatixからの申し込みが難しい場合には事務局(info@viwa.jp)までお知らせください。
 その際、件名に「7/15視覚技塾参加申込」と記載の上、お名前、ご所属、連絡先メールアドレス、電話番号をご記載ください。
 送信後、3日以内に返信がない場合には再送をお願いします。
 なお、イベント直前のメールでのお申込みの場合、お返事が間に合わない可能性もございますので、その場合は極力Peatixよりお申込みくださいますようお願い申し上げます。
※ドメイン設定等により、事務局からご案内しているメールが届かないことが頻発しております。
 @viwa.jpからのメールが受信できること、迷惑メールフォルダにメールが入っていないかご確認をお願いします。

【申し込み締め切り】2024年7月14日(日)

【ご質問・お問い合わせ】
視覚障がい者ライフサポート機構 "viwa"
奈良・山本

viwa 事務局

2024年6月7日金曜日

視覚技塾 for Teenager 試験時間の延長ってみんなどうしてる? 開催のご案内

皆さま

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

視覚障害のある中学生、高校生、大学生のためのコミュニティ「視覚技塾 for Teenager」。
オンラインスタイルなので、全国どこからでも参加できます。

6月のテーマは「試験時間の延長」です。
入試や検定試験、学校での定期試験など、様々な場面で時間延長を要望することがありますよね。

実際、みんなはどうしてるの?
みんなの経験をシェアできたらと思います。

下記、イベントの詳細です。

- 記 -
日時:2024年6月30日(日)20時~21時(日本時間)・午前11時~12時(イギリス時間)・朝7時~8時(ニューヨーク時間)
開催方法:zoomを用いたオンライン形
主催:視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”
参加費:無料
定員:10名
申込締切:2024年6月28日
お申込:info@viwa.jpあてにメールで申し込み。
件名:6月30日イベント申し込み
本文
お名前(漢字とふりがな)
年齢
電話番号
を記載して送信してください。

※定員になり次第受付を修了します。


それでは、皆様とオンラインでお会いできることを楽しみにしております。

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viwa 奈良里紗