皆様
viwaの村上です。
viwaでは、「新型コロナウィルスによる視覚障碍児・者のお困りごとアンケート」を実施しています。
※アンケートに関する記事はこちら↓↓
http://www.viwa.jp/2020/04/blog-post_78.html
第一報告については、以下の通りブログ記事に掲載しております。
http://www.viwa.jp/2020/05/blog-post_17.html
第二報告については、以下の通りブログ記事に掲載しております。
http://www.viwa.jp/2020/06/blog-post_20.html
第三報告については、以下の通りブログ記事に掲載しております。
http://www.viwa.jp/2020/07/blog-post_31.html
ここでは、7月17日から9月3日までに寄せられたで40件について調査結果を報告します。
まず、回答者の分布について示します。男女比は少し男性の方が多いようです。
年齢の分布は20代、30代が中心となっています。
男性:9人
女性:9人
10歳未満:5人
10代:2人
20代:5人
30代:6人
40代:1人
50代:3人
都道府県の分布では未回答者が11件と最も多く、ご回答いただいた方の中でも偏りはありませんでした。
都道府県に限らず、新しい生活様式に向けたお困りごとを抱えているのかもしれません。
上記を踏まえたうえで、いくつかのお困りごとをピックアップします。
大きなカテゴリとして、「買い物」「コミュニケーション」「日常生活」「医療・福祉」「学習」に分かれます。
例えば、以下のようなお困りごとがありました。
買い物:
・お店で「できるだけ店員に声をかけないように」とのアナウンスが流れているが、店員に声をかけて良いのかがわからず、困っている。
日常生活:
・透明シートによくぶつかります。ソーシャルディスタンスを保つためのしるしが見えない。皆さんは、どのような腔不をしていますか?
・久しぶりに外出したら、今まで記憶して歩いていたルートを忘れてしまって、道に迷ってしまいました。
(周囲の様子を視覚的に把握することができないため)マスクを外すタイミングがよくわからない。
・タッチレス化が推奨されるが、公共交通機関の資料や手すりなどに触れずに生活することへの不安
コミュニケーション:
・今はやりのZoomをやってみようと思うのですが、視覚障害者にとってはスマホで使うのとパソコンでつかうのはどっちのほうが便利なのでしょうか。
・バイキングに行ったのですが、あちらこちらに透明シートがあって、今まで以上にとりにくい・・・。あまりしゃべることがよくないとされているので、説明なども聞きづらい。
医療・福祉:
・白杖って消毒していますか?したほうがいいのですか?するとしたらどうやって何を使って消毒すればいいですか?
学習:
・コロナ禍のため就学先の見学ができません。仕方ないことなのかもしれませんが、コロナ禍でなければ、しっかり見学をして体験入学などもできたのにと思うと納得できない部分もあり、もやもやします。
前回(第三報)と比べると、コロナ自体へのお困りごとというよりも、
「新しい生活様式」に向けた様々な環境変化の中で、どのように対応すればよいのかお困りごとが具体的にわかってきたような印象です。
またどのような変化があるのか、変化が必要とされているのか情報を入手することが難しく、不安を感じている方も多いようです。
社会全体が「新しい生活様式」に向けて手探りな中で、柔軟な対応が求められており、
視覚障がい当事者にとっては、視覚的な情報量という点で、柔軟な対応が難しい状況にあるのかもしれません。
もちろん視覚障がいに特化したお困りごとばかりではなく、進路や就学の問題など、社会全体として共通する課題もあるのかもしれません。
お困りごとの具体的な内容については、facebookのファンページを通じて共有いたします。
お困りごとに対するアドバイスや情報をお持ちの方は、ぜひコメントをお願いいたします。
本アンケートでは引き続き調査を継続し、政府にまで届かない小さな声もどんどん拾っていきたいと思います。
アンケートにご協力いただける方は、下記より回答をお願いします。↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfB4h8uZ5h9jms8lIUZG1FifV5lpgPiFHKiC6MC_djXg-PSA/viewform
引き続き、よろしくお願いいたします。
key words 新型コロナウィルス 視覚障害者 ソーシャルディスタンス 新しい生活様式 アンケート
viwa 事務局
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