皆様
viwaの村上です。
viwaでは、「新型コロナウィルスによる視覚障碍児・者のお困りごとアンケート」を実施しています。
※アンケートに関する記事はこちら↓↓
http://www.viwa.jp/2020/04/blog-post_78.html
第一報告については、以下の通りブログ記事に掲載しております。
http://www.viwa.jp/2020/05/blog-post_17.html
第二報告については、以下の通りブログ記事に掲載しております。
http://www.viwa.jp/2020/06/blog-post_20.html
ここでは、6月1日から7月11日までに寄せられたで40件について調査結果を報告します。
まず、回答者の分布について示します。男女比は少し男性の方が多いようです。
年齢の分布は40代を中心に、70代から10歳未満まで幅広く意見を頂けました。
男性:21人
女性:19人
10歳未満:1人
10代:4人
20代:7人
30代:7人
40代:9人
50代:6人
60代:1人
未回答 2人
都道府県の分布では東京都が8件、次いで埼玉県4件、神奈川県、静岡県が3件と東京を中心に回答が多く集まりました。
全国的な影響というよりも、感染拡大が顕在化している地域からの回答が多いのかもしれません
上記を踏まえたうえで、いくつかのお困りごとをピックアップします。
大きなカテゴリとして、「買い物」「コミュニケーション」「日常生活」「医療・福祉」「学習」「仕事」に分かれます。
例えば、以下のようなお困りごとがありました。
買い物:
・買い物をするときのカウンターにアクリル板のようなものが設置されており、店員さんの様子が見えにくくなったり、声が聞こえにくくなった。
・出入り土や通路が限定されており、新しい順路での買い物になかなか慣れない。
・サポートを依頼するときに、店員さんに声をかけにくくなった。
日常生活:
・(周囲の様子を視覚的に把握することができないため)マスクを外すタイミングがよくわからない。
・タッチレス化が推奨されるが、公共交通機関の資料や手すりなどに触れずに生活することへの不安
コミュニケーション:
・視覚障害同士のコミュニティ活動を今後どのように運営すればよいかわからない。
・オンラインで相手とコミュニケーションをとる時に、画面を白黒反転していると自分の画面を共有するときに、相手にとってはわかりにくくなってしまう。
医療・福祉:
・新しい生活様式の中で、視覚障碍者への手引きやガイドをどのようにすればよいかわからない。
・コロナの状況での避難所生活について、どのような方法になったのか情報がほしい。
仕事:
・テレワークの長期化による、自宅での就労環境の整備
学習:
・大学での授業はオンライン授業が中心となっているが、なかなか友達ができない。
前回(第二報)と同様に、お困りごとの内容が具体的な内容になってきています。
特に、新しい生活様式が求められる中での不安やお困りごとが多く見受けられました。
回答の中には、以前とは人の流れや立ち位置が異なり、人やモノとの距離感になれずに、人とぶつかってしまったという声もありました。
お互いに悪気はないのですが、当事者だけでなく、社会全体がコロナ感染への恐怖と新しい生活様式への変化にストレスを抱えてしまっていると思います。
環境に慣れない中での出来事から人との口論や衝突に発展してしまうこともあると思います。
このような中だからこそ、「お互い様」の優しさを「意識的に」持つようにしたいですね。
お困りごとの具体的な内容については、facebookのファンページを通じて共有いたします。
お困りごとに対するアドバイスや情報をお持ちの方は、ぜひコメントをお願いいたします。
本アンケートでは引き続き調査を継続し、政府にまで届かない小さな声もどんどん拾っていきたいと思います。
アンケートにご協力いただける方は、下記より回答をお願いします。↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfB4h8uZ5h9jms8lIUZG1FifV5lpgPiFHKiC6MC_djXg-PSA/viewform
引き続き、よろしくお願いいたします。
key words 新型コロナウィルス 視覚障害者 ソーシャルディスタンス 新しい生活様式 アンケート
viwa 村上
2020年7月31日金曜日
2020年7月15日水曜日
Youtubeにアップしたオンライン展示会の様子のご紹介
こんにちは、viwaのニノミヤです。
今回は、Youtubeにアップしたオンライン展示会の様子のご紹介です。
**ここから**
アメディアで5月30日と6月6日に実施しましたオンライン展示会の様子をユーチューブにアップしました。
いずれも約90分の長時間番組ですので、お時間が許すときにご覧頂ければ幸いです。
以下のアメディアのページからリンクされています。
5月30日:音声読書機比較展示会
↑よむべえスマイル、快速よむべえ、 OrCamMyEye2、エンジェルアイ・スマートリーダー
を紹介しています。
6月6日:パソコン活用音声・拡大読書システム比較展示会
↑快速ヨメール、キャットビューを紹介しています。
いずれも、パソコンにカメラを接続して、音声読書や拡大読書ができるシステムです。
ご質問のあるときは、下記の私、望月優までご連絡ください。
**ここまで**
「いまこそ NVDA で始める Windows 第2回」のご案内
こんにちは、viwaのニノミヤです。
今回は、 7月11日 に行われる「いまこそ NVDA で始める Windows 第2回」のご案内です。
**ここから**
NVDA日本語チームでは、NVDAをもっと多くの皆さんに活用していただけるようにするため、4半期に1度くらいのペースでNVDAに関するカンファレンスを実施します。
「いまこそ NVDA で始める Windows 第2回」は、これからNVDAを使ってWindows 10を活用していこうと考えている方向けのオンライン勉強会であり、
3月19日に行ったイベント
の続編です。
2020年1月にWindows 7のサポートが終了し、これからWindows10環境でスクリーン・リーダーを使って仕事や生活の質を高めたいと考えている方も多いかと思います。
私たちといっしょにNVDAでWindows 10を利用する方法を学びませんか?
## 概要
- イベント名: いまこそ NVDA で始める Windows 第2回
- 主催:
NVDA日本語チーム
- 日時:
2020年7月11日(土曜) 14:00~16:00
- 開催方法: 会議システム(Zoom)によるオンライン開催
- 定員: 50名(予定)
- 参加費: 無料
- 録音について: 録音・録画を行い後日公開する予定です。参加者が録音された音声は個人的な目的にのみお使いください。
- Twitter ハッシュタグ: #nvdajp
## 募集
### connpassで申し込む
connpass イベント(下記のページ)でお申し込みください。
connpass の会員登録 が必要です。
### メールで申し込む
connpass の利用が困難な場合は下記宛のメールにてご連絡ください。
nvdajp-event [at] nvda.jp
([at] を @ に置き換えてください、以下も同様です)
メール記載事項として下記をお知らせください。
- お名前
- 運営スタッフへのご要望や連絡事項があればお書きください
メールでのお申込みには確認のため返信をします。
7日以内に返信を受け取っておられない場合は、お手数ですがもういちどご連絡ください。
- 申し込み締切:2020年7月8日(水曜)23:59
- メールでのお申込みの定員は20人の予定です。
- できるだけ
connpass でお申し込みください。
## 会議システム
Zoom について
会議システム Zoom を使用します。
参加者はPCまたはスマートフォンとインターネット接続環境が必要です。
Zoom サービスへの登録(アカウントの作成)は不要です。
初めて Zoom をお使いになる場合は、以下の Zoom クライアントを事前にインストールすることをお勧めします。
Windows用クライアント
macOS用クライアント
iOS用クライアント
Android用クライアント
## Zoomミーティング参加の手順
以下はイベントのスタッフが調べた情報です。
Zoom は以下のスクリーンリーダー環境で基本的な操作ができます。
1. Windows と PC-Talker
2. Windows と NVDA
3. iPhone と VoiceOver
いずれの場合も、基本的な手順は下記のとおりです。
(1)
ミーティングの接続URL(リンク)を開きます。
接続URLは申込者にイベント前日にご連絡します。
(2)
アプリがインストールされている場合は、アプリが起動します。
アプリのインストールが必要な場合は、画面が切り替わるか、
必要なことが指示されるので、それに従ってインストールを行います。
(3)
先に進めない場合は、もういちどミーティングの接続URLを開きます。
(4)
Zoom アプリを初めて使うときには「マイク」と「カメラ」の許可を行います。
許可をしない設定でもアプリはご利用いただけますが、
マイクでのご発言をしたい場合は、アプリへの「マイク」の許可が必要です。
(5)
Zoom サービスへの登録(アカウントの作成)をしておられない場合は、ご自分のお名前の入力画面があります。
お名前はミーティングの参加者リストで使用されます。
例えば iPhone でご利用の場合は
「(持ち主の名前)の iPhone」
のような名前が入力済みになっている場合があります。
必要に応じて、入力済みのお名前を変更してご参加ください。
(6)
ミーティングが終了すると、参加者の「退出」は自動的に行われます。
ミーティングを途中で退出するときには「退出」の操作が必要です。
スマートフォンをお使いの場合には、
アプリを「一時停止」しただけでは退出になりませんので、
「退出」ボタンを押すか、「アップスイッチャー」などの機能で
アプリを終了してください。
## おことわり
以下は注意事項です。
(1)
Zoom の使い方については、今回は事前および当日にご質問にお答えしたり、
技術的なサポートは行いません。
今回のイベントの目的は Zoom のご紹介ではありませんので、ご理解いただければ幸いです。
(2)
Zoom には電話回線をマイクの代わりに使う機能がありますが、
電話回線を使う方法でのご参加は、今回のイベントではサポートしません。
インターネット回線をご用意のうえ、PC またはスマートフォンのアプリをご利用ください。
(3)
接続URLにアクセスする際に、ミーティングの録画についての確認が表示されます。
録画および録音をすることについて、ご了承の上ご参加ください。
(4)
今回の設定では、皆様が参加した直後には
参加者の「ビデオ」(カメラ)が開始していない状態、マイクが無効(ミュート)の状態となります。
(5)
他の参加者に顔をお見せになりたい場合は「ビデオ開始」状態でご参加いただいてもかまいません。
不適切と判断した場合には運営側が参加者のビデオを停止させていただくことがあります。
(6)
今回は運営メンバーも登壇者も全員がリモートでイベントに参加します。
運営者や登壇者は「画面共有」の機能を使って、進行予定・資料・PCの画面などを参加者に配信しますが、
音声のみで参加される方に配慮する予定です。
映像のみで参加される方への対応は、今回はご容赦ください。
(7)
当日のイベントの開催中に、Zoom チャットや
Twitter ハッシュタグ
#nvdajp でいただいたご質問への回答やコメントのご紹介をする予定です。
(8)
Zoom には「手を上げる」機能がありますが、今回は使用しません。
マイクでのご発言は司会者が許可した場合のみ可能です。
マイクを使いたい場合は、必ずヘッドフォンをお使いください。
ハウリング等の技術的な問題が起きる場合には、ご発言やご参加をご遠慮いただく場合があります。
## Zoom のキーボードショートカット
以下は今回のイベントで役に立つと思われる Zoom のキーボードショートカット(Windows版)です。
- Alt + A :音声(自分のマイク)のミュート/ミュート解除
- Alt + F :現在のウィンドウの最大化/元に戻す
- Alt + V :ビデオ(自分のカメラ)の開始/停止
- Alt + F4 :現在のウィンドウを閉じる
Zoom のキーボードショートカットの一覧(英語)は下記にあります。
## お問い合わせ
下記担当までご連絡をお願いします。
NVDA日本語チーム イベント担当
nvdajp-event [at] nvda.jp
または connpass イベントページの「イベントへのお問い合わせ」をご利用ください。
## YouTube チャンネル
第1回の録画は以下で公開しています。
NVDA日本語チームのYouTubeチャンネル
2020年7月10日金曜日
【ご報告】“viwa”10周年記念!緊急ライブ配信~10年目もいつもの会議~
皆さま
viwa事務局です。
2020年7月10日、視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”は設立から10周年を迎えました。
そこで、10周年を記念してviwaスタッフによるfacebookでのライブ配信を実施いたしました。
コンセプトは、いつものスタッフミーティングの様子を特別にライブ公開してしまうという試みでした。
ライブ配信の様子は、以下の通り動画を公開しておりますので、ライブ中継をご覧いただけなかったかもお楽しみいただくことが可能です。
https://youtu.be/tZ9AaR5RB8g
10年目のスタッフミーティングの内容は、
・「困ったときの“viwa”」という合言葉のもと、viwaがどのように活動をスタートさせたのか
・「情報発信」「情報やノウハウの蓄積」「人や情報をつなぐ」というviwaの3テーマごとにどのような企画が実施されたのか
・それぞれの企画の中に、どのような制作秘話やスタッフの思いがあったのか。
スタッフミーティングだからこその、本音トークを展開いたしました。
ぜひお楽しみください。
viwaの活動は、10年という節目を迎えましたが、
これまで多くの方々に支えられ、ご指導をいただきました。
本当にありがとうございます。
また本ライブ配信に寄せて、多くの方々からviwaへのメッセージを頂戴しました。
一つひとつのメッセージはスタッフ内で大切に共有させていただき、今後の糧とさせていただきます。
これからも「困った時の“viwa”」の実現を目指して、活動をつつけていきます。
変わらないご支援、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
心からの感謝をこめて。
viwa スタッフ一同
viwa事務局です。
2020年7月10日、視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”は設立から10周年を迎えました。
そこで、10周年を記念してviwaスタッフによるfacebookでのライブ配信を実施いたしました。
コンセプトは、いつものスタッフミーティングの様子を特別にライブ公開してしまうという試みでした。
ライブ配信の様子は、以下の通り動画を公開しておりますので、ライブ中継をご覧いただけなかったかもお楽しみいただくことが可能です。
https://youtu.be/tZ9AaR5RB8g
10年目のスタッフミーティングの内容は、
・「困ったときの“viwa”」という合言葉のもと、viwaがどのように活動をスタートさせたのか
・「情報発信」「情報やノウハウの蓄積」「人や情報をつなぐ」というviwaの3テーマごとにどのような企画が実施されたのか
・それぞれの企画の中に、どのような制作秘話やスタッフの思いがあったのか。
スタッフミーティングだからこその、本音トークを展開いたしました。
ぜひお楽しみください。
viwaの活動は、10年という節目を迎えましたが、
これまで多くの方々に支えられ、ご指導をいただきました。
本当にありがとうございます。
また本ライブ配信に寄せて、多くの方々からviwaへのメッセージを頂戴しました。
一つひとつのメッセージはスタッフ内で大切に共有させていただき、今後の糧とさせていただきます。
これからも「困った時の“viwa”」の実現を目指して、活動をつつけていきます。
変わらないご支援、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。
心からの感謝をこめて。
viwa スタッフ一同
2020年7月6日月曜日
<緊急告知>viwa10周年記念ライブ配信のご案内〜7月11日(土)17時~
皆さま
viwa事務局です。
2020年7月10日、viwaは設立から10周年を迎えます。
皆さまからの多大なるご支援のもと、活動を継続することができました。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
さて、10周年を記念して、
viwaのfacebookファンページ上にて、緊急ライブ配信を実施いたします。
10年経っても変わらない、そんなviwaスタッフミーティングの雰囲気を特別にライブ配信いたします。
今よりもさらにviwaのことを知っていただける機会になれば幸いです。
※今回は緊急配信ということもあり、ライブ配信された内容は後日ブログ記事上でも報告させていただきます。
移動時間などのちょっとした隙間時間でも構いませんので、ぜひ気軽にご視聴ください。
また本ライブ配信のCMは以下よりご覧にたけます。
https://youtu.be/8GvKYge__ZQ
<概要>
タイトル:“viwa”10周年記念!緊急ライブ配信~10周年目もいつもの会議
日時:2020年7月11日(土)17:00~18:00
配信方法:
・viwaのfacebookファンページ上でライブ配信いたします。
※まずはviwaファンページを「いいね!」してください。
<メッセージを募集します>
10周年を迎えるviwaへのメッセージやご質問、リクエストなど、皆様からのコメントをお待ちしています。
コメントをお寄せいただける方は、以下の通りメールにてご連絡ください。
(1)お名前<ニックネーム可>
(2)ご所属<任意>
(3)メッセージ・質問・リクエスト
宛先:info@viwa.jp
※コメントいただいた内容をライブ配信時にご紹介させていただくことがありますので、ご了承ください。
皆さまへの感謝の気持ちを込めてお届けします。
手作り感満載の緊急企画ですが、どうぞお楽しみください。
viwa事務局
viwa事務局です。
2020年7月10日、viwaは設立から10周年を迎えます。
皆さまからの多大なるご支援のもと、活動を継続することができました。
スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
さて、10周年を記念して、
viwaのfacebookファンページ上にて、緊急ライブ配信を実施いたします。
10年経っても変わらない、そんなviwaスタッフミーティングの雰囲気を特別にライブ配信いたします。
今よりもさらにviwaのことを知っていただける機会になれば幸いです。
※今回は緊急配信ということもあり、ライブ配信された内容は後日ブログ記事上でも報告させていただきます。
移動時間などのちょっとした隙間時間でも構いませんので、ぜひ気軽にご視聴ください。
また本ライブ配信のCMは以下よりご覧にたけます。
https://youtu.be/8GvKYge__ZQ
<概要>
タイトル:“viwa”10周年記念!緊急ライブ配信~10周年目もいつもの会議
日時:2020年7月11日(土)17:00~18:00
配信方法:
・viwaのfacebookファンページ上でライブ配信いたします。
※まずはviwaファンページを「いいね!」してください。
<メッセージを募集します>
10周年を迎えるviwaへのメッセージやご質問、リクエストなど、皆様からのコメントをお待ちしています。
コメントをお寄せいただける方は、以下の通りメールにてご連絡ください。
(1)お名前<ニックネーム可>
(2)ご所属<任意>
(3)メッセージ・質問・リクエスト
宛先:info@viwa.jp
※コメントいただいた内容をライブ配信時にご紹介させていただくことがありますので、ご了承ください。
皆さまへの感謝の気持ちを込めてお届けします。
手作り感満載の緊急企画ですが、どうぞお楽しみください。
viwa事務局
2020年7月4日土曜日
ワシントン州立盲学校におけるオンライン授業について
皆様
こんにちは。viwaの奈良里紗です。
5月1日に開催いたしましたウェビナー視覚技塾の中で、
「アメリカの盲学校でのオンライン授業の状況」についてご質問をいただきました。
その場では、すぐに状況がわかりませんでしたので、後日、パネリストの田中恵さんが、ワシントン州立盲学校の先生に連絡をしてくださいました。
下記、URLより、ウェビナーの動画を見ることができます
http://www.viwa.jp/2020/05/blog-post_12.html
実は、この盲学校は、昨年、田中恵さんと一緒に、viwaスタッフで英語が堪能な佐藤由希恵さんと私とで訪問したことがある学校でした。
その時に、説明してくださった先生宛に、田中恵さんがメールを書いて、英語で返信された内容を佐藤由希恵さんが日本語へ翻訳してくださった内容に基づき、奈良が記事を編集しました。
我が国においても、いくつかの盲学校はオンライン授業に取り組んでいらっしゃいましたね!
こうして、世界中の視覚障害児の教育が保証されて、よりよいものになっていくと良いなと願っています。
視覚技塾に参加し、質問してくださった盲学校の先生にも、改めて感謝申し上げます。
さて、前置きが長くなりました。
下記、ワシントン州立盲学校の先生からの情報提供になります。
【質問1】
新型コロナウィルスの感染拡大により、学校も休校になっていると思いますが、ワシントン州立盲学校では、全ての授業をオンラインへと切り替えて実施していますか?
【回答】
はい。
zoomを使ってオンライン授業を行っています。
生徒は、google classroomというアプリを使って、教材や課題をダウンロードできます。
また、全ての生徒に対して、数学や理科の授業で出された課題をこなすために必要な拡大資料、点字資料等をメールで配信しています。
授業時間を変更しながら、週に4~5日の授業を実施しています。
この盲学校は、中学・高校のみの設置です。中学生に対しては、英語と数学の授業を受けています。高校段階では、これに加えて、理科も行っています。社会科については、英語の授業に含める形で実施しています。
体育も週4回実施しています。
個別対応が必要な授業もすべてオンラインで行っています。
例えば、生徒の習熟度に応じた数学の授業、英語、国語、点字、歩行訓練、日常生活動作等です。
【質問2】
ワシントン州で、最初に外出禁止令がでたとき、盲学校ではどのような対応をされたのでしょうか?
【回答】
生徒は3週間の課題に応じた学びの時間(Project Based Learining)と心理面と社会性に配慮した学びの時間(Social Emotional Learning)の指導を受けました。
同時に、基礎的な科目の指導やZoomを使った指導も行いました。
この3週間に行った授業については、成績評価の対象外でした。
この最初の3週間については、私たち教員も生徒もzoomの使い方を学ぶ良い機会となりました。
全ての生徒がzoomを使ったオンライン授業を受講できるようにするために、2つの環境整備を行いました。
1つは、1人あたり1台のデバイスが利用できるように配慮しました。
2つ目は、Wi-Fi環境がない生徒もいますので、こういった生徒がアクセスできるWi-Fiを提供しました。
なかには、電話で接続を希望する生徒もいましたので、こういったニーズにも対応しました。
【質問3】
小学校段階の子どももオンライン授業を受けることはできるのでしょうか?
【回答】
ワシントン州立盲学校は、中学・高校段階の生徒が在籍しているため、小学校段階のことについてはわかりません。
本校の生徒については、全員、iPadやノートパソコン、ブレイルメモといったデバイスを普段から活用していますので、オンライン授業にも問題なく対応できました。
【質問4】
視覚障害教育においては、手で触って学習することが重要とされています。オンライン授業では、直接何かに触りながら学習させるということが難しいように思うのですが、どのようにされているのでしょうか?
【回答】
1週間に1回、郵送で触覚教材等、生徒が学習に必要な教材を送っています。その効果も少しずつでてきています。
【質問5】
視覚障がいのある生徒のご家庭で、自宅でWi-Fiやインターネットに接続できない方はいらっしゃいますか?もしそうであれば、どのような方法がありますか?
【回答】
zoomは固定電話からもアクセスできますし、盲学校からアクセスできるWi-Fiを提供しています。
【質問6】
オンラインで行われている授業は、授業単位として認められていますか?
【回答】
はい。全ての授業が単位として認められています。
【質問7】
教員も自宅で仕事をしていますか?
【回答】
はい。
全ての教員が自宅でオンライン授業を行っています。
教員の中にも、Wi-Fi環境がない者もいましたので、この点の環境整備も学校が行いました。
ただ、週に1回、生徒に教材を郵送するために、学校に出勤することはあります。
このときは、ソーシャルディスタンスを守っています。
以上です。
生徒だけではなく、教員に対しても、アクセスできるWi-Fi環境を整備したということで、素晴らしいですね。
また、歩行指導はどうやってオンラインでやっているのだろう?という新たな疑問もわいてきました。
アメリカですでに行われているオンライン授業のアイディアを日本でも共有していけたらと思っています。
追加でこんなことを知りたい!等ありましたら、ぜひ、メールをいただけたらと思います。
メールの送付先は、info@viwa.jpです。
key word アメリカ 盲学校 オンライン授業 視覚障害 教育
viwa 奈良里紗
こんにちは。viwaの奈良里紗です。
5月1日に開催いたしましたウェビナー視覚技塾の中で、
「アメリカの盲学校でのオンライン授業の状況」についてご質問をいただきました。
その場では、すぐに状況がわかりませんでしたので、後日、パネリストの田中恵さんが、ワシントン州立盲学校の先生に連絡をしてくださいました。
下記、URLより、ウェビナーの動画を見ることができます
http://www.viwa.jp/2020/05/blog-post_12.html
実は、この盲学校は、昨年、田中恵さんと一緒に、viwaスタッフで英語が堪能な佐藤由希恵さんと私とで訪問したことがある学校でした。
その時に、説明してくださった先生宛に、田中恵さんがメールを書いて、英語で返信された内容を佐藤由希恵さんが日本語へ翻訳してくださった内容に基づき、奈良が記事を編集しました。
我が国においても、いくつかの盲学校はオンライン授業に取り組んでいらっしゃいましたね!
こうして、世界中の視覚障害児の教育が保証されて、よりよいものになっていくと良いなと願っています。
視覚技塾に参加し、質問してくださった盲学校の先生にも、改めて感謝申し上げます。
さて、前置きが長くなりました。
下記、ワシントン州立盲学校の先生からの情報提供になります。
【質問1】
新型コロナウィルスの感染拡大により、学校も休校になっていると思いますが、ワシントン州立盲学校では、全ての授業をオンラインへと切り替えて実施していますか?
【回答】
はい。
zoomを使ってオンライン授業を行っています。
生徒は、google classroomというアプリを使って、教材や課題をダウンロードできます。
また、全ての生徒に対して、数学や理科の授業で出された課題をこなすために必要な拡大資料、点字資料等をメールで配信しています。
授業時間を変更しながら、週に4~5日の授業を実施しています。
この盲学校は、中学・高校のみの設置です。中学生に対しては、英語と数学の授業を受けています。高校段階では、これに加えて、理科も行っています。社会科については、英語の授業に含める形で実施しています。
体育も週4回実施しています。
個別対応が必要な授業もすべてオンラインで行っています。
例えば、生徒の習熟度に応じた数学の授業、英語、国語、点字、歩行訓練、日常生活動作等です。
【質問2】
ワシントン州で、最初に外出禁止令がでたとき、盲学校ではどのような対応をされたのでしょうか?
【回答】
生徒は3週間の課題に応じた学びの時間(Project Based Learining)と心理面と社会性に配慮した学びの時間(Social Emotional Learning)の指導を受けました。
同時に、基礎的な科目の指導やZoomを使った指導も行いました。
この3週間に行った授業については、成績評価の対象外でした。
この最初の3週間については、私たち教員も生徒もzoomの使い方を学ぶ良い機会となりました。
全ての生徒がzoomを使ったオンライン授業を受講できるようにするために、2つの環境整備を行いました。
1つは、1人あたり1台のデバイスが利用できるように配慮しました。
2つ目は、Wi-Fi環境がない生徒もいますので、こういった生徒がアクセスできるWi-Fiを提供しました。
なかには、電話で接続を希望する生徒もいましたので、こういったニーズにも対応しました。
【質問3】
小学校段階の子どももオンライン授業を受けることはできるのでしょうか?
【回答】
ワシントン州立盲学校は、中学・高校段階の生徒が在籍しているため、小学校段階のことについてはわかりません。
本校の生徒については、全員、iPadやノートパソコン、ブレイルメモといったデバイスを普段から活用していますので、オンライン授業にも問題なく対応できました。
【質問4】
視覚障害教育においては、手で触って学習することが重要とされています。オンライン授業では、直接何かに触りながら学習させるということが難しいように思うのですが、どのようにされているのでしょうか?
【回答】
1週間に1回、郵送で触覚教材等、生徒が学習に必要な教材を送っています。その効果も少しずつでてきています。
【質問5】
視覚障がいのある生徒のご家庭で、自宅でWi-Fiやインターネットに接続できない方はいらっしゃいますか?もしそうであれば、どのような方法がありますか?
【回答】
zoomは固定電話からもアクセスできますし、盲学校からアクセスできるWi-Fiを提供しています。
【質問6】
オンラインで行われている授業は、授業単位として認められていますか?
【回答】
はい。全ての授業が単位として認められています。
【質問7】
教員も自宅で仕事をしていますか?
【回答】
はい。
全ての教員が自宅でオンライン授業を行っています。
教員の中にも、Wi-Fi環境がない者もいましたので、この点の環境整備も学校が行いました。
ただ、週に1回、生徒に教材を郵送するために、学校に出勤することはあります。
このときは、ソーシャルディスタンスを守っています。
以上です。
生徒だけではなく、教員に対しても、アクセスできるWi-Fi環境を整備したということで、素晴らしいですね。
また、歩行指導はどうやってオンラインでやっているのだろう?という新たな疑問もわいてきました。
アメリカですでに行われているオンライン授業のアイディアを日本でも共有していけたらと思っています。
追加でこんなことを知りたい!等ありましたら、ぜひ、メールをいただけたらと思います。
メールの送付先は、info@viwa.jpです。
key word アメリカ 盲学校 オンライン授業 視覚障害 教育
viwa 奈良里紗
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