こんにちは。viwaの奈良里紗です。
緊急事態宣言が全国で解除され、皆様の生活はどのような変化がありましたか?
さて、本日は、5月24日に開催いたしました視覚技塾の実施報告をしたいと思います。
まず、今回の企画は、前回の視覚技塾の反省会後、すぐに立ち上がりました。
この企画がもち上がった背景には、前回の視覚技塾は、広報期間がわずかだったにも関わらず、60名近い方にご参加いただいたこと、ときを同じくして、いくつかの視覚障害関係の団体や個人が、視覚障がい者を対象としたオンライン活動を展開しはじめていたことがあります。
このように、オンライン上での活動が活発になることはとても良いことであると思う一方で、ITスキルによる格差、インターネットやデバイスの環境による格差が広がり、社会から取り残されてしまう視覚障がい者が生まれてしまうのではないかという危惧がありました。
そこで、「一人も取り残さない活動」を展開するためには、私たちviwaのメンバーだけでは解決ができないだろう、
それだったら、ここ最近、オンライン活動を実践されている人をパネリストとしてお招きして、知恵と情報を共有する場を作ることはできないだろうかと考えました。
突然のお願いにもかかわらず、下記、5名の方々が、視覚障がい者を対象としたオンライン活動の実践について、具体的な内容を情報共有してくださいました。
・認定NPO法人タートル理事の大橋正彦さん
・一般社団法人日本視覚障がい者美容協会代表理事の佐藤 優子さん
・きんきビジョンサポートスタッフの原田 敦史さん
・日本視覚障害者団体連合青年協議会長、静岡県視覚障害者協会監事の片平 考美さん
・視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”の谷田 光一さん
パネリストからの情報提供が終了した後、参加者の皆様からの活発な質疑応答が行われました。
・zoomを使って視覚障害者がホストになることは可能か(スクリーンリーダーで操作できるのか)
・盲ろうの人も参加できるのか
・オンライン上で、全ての人が発言できるような工夫は何かないか?
・オンライン活動をするにあたりどういったサポートが必要か
・使用するマイクは何がよいか
本当にあっという間の120分でした。
その後は、5分間の休憩をはさみ、お茶会です。
お茶会パートは非公開(動画にはなっていません)ということで、皆さん、リラックスした雰囲気で引き続き活発な情報交換が行われました。
囲碁や人狼ゲーム等の楽しみ方、参加者の皆さんがすでにホストとして活動している内容の紹介などもありました。
終了時間が近づき、蛍の光のBGMが流れ、名残惜しく感じながらも、視覚技塾は終了しました。
今回、広報開始わずか2日で定員の100名に達してしまいました。
このテーマへの関心の高さを実感するとともに、参加したかったけど、参加できなかったという方には申し訳ない気持ちでいっぱいです。本記事に掲載いたします動画をもちましてご報告とかえさせていただきます。
そして、半数以上の参加者からアンケートへの回答のご協力をいただきました。この場を借りて、改めて、御礼申し上げます。
皆様からいただきました貴重な意見は、今後の運営に活かして参りたいと存じます。
最後になりましたが、情報提供を引き受けてくださったパネリストの皆様、
昼夜を問わず、イベント運営に尽力いただいたスタッフの皆様にも、心から感謝を伝えたいと思います。
なおこの記事のURLや動画のURLにつきましては、情報を必要としている方へ転送・転載していただいて構いません。
ここで得られた知恵が、今後のオンライン活動の一助となれば幸いです。
参考情報:
・前回の視覚技塾の動画はこちら
http://www.viwa.jp/2020/05/blog-post_12.html
・皆様のお困りごと、お聞かせください!新型コロナウィルスによる視覚障害児・者のお困りごとアンケートに回答する
http://www.viwa.jp/2020/04/blog-post_78.html
kye words 視覚障害 オンライン 多様性 弱視 全盲 スクリーンリーダー
viwa 奈良里紗
0 件のコメント:
コメントを投稿