2017年9月24日日曜日

見えにくい私の子育て Aさんの妊娠体験記

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

「見えにくい私の子育て」と題して、奈良の子育て体験記を綴っておりましたが、このきっかけにもなった私の友人が無事に出産し、子育てをするママ友となりました。

そこで、彼女にも妊娠中に工夫したことを綴ってもらいました。
私は彼女にアドバイスした立場ですが、彼女の体験記を読みながら、
「なるほど、そういう方法があったか!」
と、新しい発見もありました。

ぜひぜひ、プレママ&プレパパたちに読んでもらえたらと思います♪

**ここから**

Q.まずは、あなた自身のことについて教えてください。
視力:両目0、02
視野の状態:普通
病名:視神経萎縮による弱視で、オーディトリーニューロバシー
そのほか聴力についてなど:両耳難聴あり、会話の聞き取りに苦労しています。静かな場所でははっきり話してもらえれば聞き取れますが、雑音のある場所ではほとんど聞き取れません。

Q.妊娠中、障がいがあることで困ったことやそれに対して具体的にどういうふうに対応したのか教えてください。

まず、障がいのことをスタッフ全員に知ってもらうことが大切だと考え、妊娠がわかって二回目に通い始めることになったときに、障害者手帳をコピーして渡して、詳しく説明しました。出産する病院でも同じように最初に説明をして、理解してもらうように努めました。

困ったことはその都度お話して解消するようにしました。毎回の妊婦検診で赤ちゃんの様子をモニターで見せてもらったのですが、それが寝たままの状態だったので見えにくく、体勢的に単眼鏡やスマホのカメラ機能でも見えにくかったため、先生にお願いしてエコー写真を近くで見せてもらいながら説明を受けました。また、動画をUSBに入れてもらって自宅で確認したりもしました。


母親学級にも参加しておきたかったのですが、スクリーンが見えにくかったり、説明が聞き取れないと、グループワーク等で迷惑になることもあるかもしれないと思い、主人も一緒に参加できるように、スタッフにお願いしました。また、主人の参加が難しい時は、マンツーマンで内容を教えてもらいました。

出産にむけて医療スタッフと、見えにくいことや聞こえにくいことで不安なことを話しました。例えば、分娩時、スタッフの言っていることが聞き取れないかもしれないからその時は耳元ではっきりと話してほしいこと、出産してからは授乳が上手く出来るか不安だということ、おむつ替えが見えにくいだろうから心配だということ、具合が悪いときすぐに察してあげられるか、沐浴は上手くできるか、など、とにかく思い付く限りのことを話しました。見えていて聞こえていても、初めての出産はわからないことばかりで不安なことが山ほどあると思います。スタッフの方々は、見えている人の不安は聞いたことがあっても、私のような妊婦はどんなことが不安で実際に困難なのかわからないと思ったので、些細なことも相談して一緒に解決策を考えてもらいました。出産するまでではなく、出産したあとのこともしっかり話を聞いてもらったことで、心強く嬉しく思いました。

**ここまで**

いかがでしたでしょうか。

今後もマイペースに彼女にも子育てシリーズを一緒に書いてもらおうかなと思っています。

key word 妊娠 障がい者 母親学級 

viwa 奈良 里紗

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