viwaの奈良里紗です。
初夏の爽やかな気候の中、岐阜市にて第18回日本ロービジョン学会学術総会が開催されました。
今回は今年1月に保護者の皆様に実施いたしました眼科利用に関する実態調査の結果をポスター発表してきました。
今回は、愛知県立名古屋盲学校の上杉先生、鈴木先生も一緒に研究に加わってくださり、またひとつ、教育と当事者団体との連携がカタチにできました。
この実態調査、去年度のパパママ会の中で眼科利用に関する質問が多かったこともあり、実際、保護者は眼科をどのように利用しているのか、また、眼科に対してどのような思いがあるのか調べてみようということではじまりました。
眼科利用に対して満足しているという回答がみられる一方で、
「待ち時間に配慮してほしい」
→子どもが小さければ小さいほど、通院が大変。特に、兄弟も一緒に連れていくとそれだけで一仕事。小児の場合、待ち時間に配慮をしてもらえると助かります。
「検査結果のフィードバックをしてほしい」
→毎回、検査はしているけど、その結果が前回と比べてどうなのか、きっと、たくさんの患者さんがいる中で一人にだけ丁寧に説明をするkとは難しいのだろうけど、検査結果について丁寧にフィードバックしてもらえるとありがたい。
などなど、たくさんのニーズを挙げていただきました。
皆様からいただいた切実な想いを1人でも多くの支援者に知っていただけるように努めたいと改めて感じる内容でした。
今回、viwaとしては二年ぶりの発表でしたが、プログラムもとても充実していて私自身とても勉強になりました。
また、最終日の市民公開講座には、パパママ会に参加してくださっているご家族の姿もありました。
登壇された先生方のお話もとてもわかりやすかったです。
東海地方の地域住民の皆様にロービジョンを知っていただく機会になったのかなと感じました。
最後になりましたが、今回の調査にご協力くださったご家族の皆様、また、一緒に研究をすすめ発表をしてくださった先生方に心より感謝申し上げます。
viwa 奈良 里鎖