妊婦になった視覚障がい女性の皆様へ
あなたもこれからママになられるのですね。
そんなあなたに私が妊娠中にとても失敗したと思うことを一つご紹介します。
それは、妊娠せんケアです。
妊婦さんになると、あちこちでこの「妊娠せんケア」という言葉を耳にするようになるかと思います。
正直、どうしてそんなに妊娠せんケアにやっきになるのか、
芸能人だけが頑張っているものとかその程度にしか思っていませんでした。
とはいえ、これだけいわれているものではあるので、私もオーガニックの好きなフレイバーのクリームを購入し、なんとなく、お腹にぬっていました。
妊娠7か月をすぎたころだったでしょうか。
夫が私のお腹を見て、
「なんか、充血したみたいになってるよ。すごく赤いよ。」
というのです。
当然、私のお腹は大きくなってきていて、あまりよく見えないので夫のいっている意味がわかりませんでした。
この夫のいっていたお腹が赤いという意味を知ったのは、
それから3か月後の出産直後でした。
赤ちゃんを無事に出産し、ほっと一息ついていたとき、
ふと自分のお腹をみると、真っ赤になっているのです。
私はとてもとてもビックリして、思わず、看護師さんに、
「お腹が赤いんですけど、これはなんででしょうか?」と聞いてみました。
看護師さんはあっさりと
「あぁ、これは妊娠せんですよ。初産だと赤くなって二人目からは白い線になるんですよ。」とのこと。
それを聞いて私はとてもとてもショックでした。
妊娠せんって噂では聞いていたけど、まさかこんなにおなかが真っ赤になっていたなんて!!
産後6か月が経過したころだったでしょうか。
子どもを皮膚科に連れて行くついでに私も一緒に受診をして妊娠せんのことについて聞いてみました。
すると・・・
「これは一度皮膚がのびてしまったことによるものだから治すことはできないよ」
とのこと。
産後3年半たった今も少し赤みをおびた妊娠せんが私のおなかに刻まれています。
あれだけおなかが大きくなったんだ!仕方ない!
と思う一方で、ちゃんとケアしていたらこんなふうにならなかったのかな?と後悔の気持ちもあります。
特に、妊娠中は全くこの妊娠せんの存在に気付かなかったのでクリームをぬるといっても、なんとなくおなかにぬる程度でした。
きっと、見えている人だったら自分のおなかの変化に気づいて必至でケアできるのでしょうが・・・
命に係わることでもないのでたいしたことじゃない!と思う方もいると思いますが、女性にとっては一大事なのです。
妊婦になった視覚障害女性のみなさん、ケアは念入りにすること!をオススメしますよ。
「失敗ってそんなことかぁ~」と思われるかもしれませんが、見た目以上に触り心地悪いんですよ~。。。
viwa 奈良里紗
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