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2015年6月21日日曜日

調理実習の体験


 皆さん、こんにちは。Viwaメンバーを名乗るのは恐縮すぎるくらい出現頻度の低いYusukeです。以前、大学院でのプレゼンのやり方やiPadでの授業の受講などについて投稿しましたが、もう1年以上前でお忘れになっていることと思います(汗

 さて、私は今年3月より自治体が母体の視覚障害者センターで、調理訓練を受けています。仕事の都合もあるので、月に1,2回という少ない頻度ではあるのですが。
視覚障害に限らず、障害があるとできないことも多いですが、経験がないだけ、のことも多いのではないでしょうか。経験があればできる、慣れればできる、そういう方は多いように思うのです。

 私は一人暮らし経験が4年ほどあります。あまり料理に興味はなかったのですが、簡単なものであれば作れていました。カレーとか一品料理ですが。一時期はスイーツ作りにはまっていたこともありました。しかし、やろうと思うとなかなか時間がかかるし、労力がかかる…レシピを考えることから始まり、買い出しやらもちろん調理道具をそろえるのも。いちいち目を近づけて値段をみたり、メモを見たりなど初めてのことは大変なことばかり。何度か同じものを作っていれば容量もつかめてだんだんと努力量も減ってきます。

 そんなこんな苦労していくつか料理はしてきましたが、試行錯誤でやってきただけ。
そこで、視覚障害の専門の知識があるスタッフから手ほどきをいただこうと思い、調理訓練に通うことにしたのです。一つずつ書いているのも大変なので、今まで訓練で学んだ視覚障害がある方の調理時の工夫について何点か書いてみます。

1.    まな板は白黒のコントラストを考えて使う
センターにあるまな板は白まな板と黒まな板をくっつけてひっくり返しながら使いやすいように使うというもの。私は自宅に黒まな板を用意してあるので、ピーマンとか肉とかなすとか、黒に近い食材は白いプラスチックの薄いまな板を黒まな板の上に敷いて包丁を使うようにしています。
2.    包丁を置く場所を固定する
私は視野が狭いので、自分が置いた場所を覚えていないとすぐに見失ってしまいます。包丁は使ったら「まな板の前方の布巾の上に戻す」というルールを決めて使うようにしています。癖でついつい横に置いてしまうことがあるのですが…
3.    皮のある食材は食材用たわしで洗ってから皮をむく
じゃがいもやにんじんなど皮のある食材は、なかなか皮をむくのが大変…視覚的な確認がけっこう必要になる作業なんじゃないかと思うのです。私の場合は、ある程度はむけるけど、少し皮が残ってしまいます。あらかじめ皮を洗っておけば、多少皮がついていても熱を通してあるし、大丈夫ですかねw
4.    食器洗いは分別して洗う
小さいスプーンやフォーク、箸置きなど私はよくシンクの排水口に落としてしまうことがあります。箸置きがネットに入っているのに気付かずそのまま捨ててしまったことも…「類似した食器は重ねておく」「小さなものはまとめて洗う」などこれも自分の中でルールをつけてやっています。
5.    使った場所は何かしら汚れていたり落ちていたりするもの、と思って行動する
食材を落としていることに気づかない、水がシンク周りにはねていることに気づかない、そういう視覚的にフィードバックがないと気づかないことってとても多いのではないでしょうか。落とさないのも汚さないのも意識はしていても、どうしても限界はあると思うのです。なので、私は自分が使った場所や食べた場所は汚れているもの、と思って台布巾で拭いたり落としたものを集めるように布巾を動かしたりして見えないところを補うようにしています。


簡単ではありますが、こういう工夫を学びました。頭ではわかっていてもなかなか身についていないことや人に言われないと気づかないことってよくあるのではないでしょうか。
専門家の力を借りるのも、調理上達の近道?なのかもしれないな、と思っています。

今までセンターで作ったレシピは、
・鶏ともやしのバンバンジー
・卵とハムのチャーハン
・シーフードパエリア
・ホットプレート焼きそば
・ポトフ
などです。様々な経験ができるよう、レシピもある程度センターの人が考えてくれたりします。色々な道具を紹介してくれたり、使う料理を考えたりもしてくれています。

もし、料理にチャレンジしてみたいけど、腰が重い…時間がかかる…大変…そんな風に思われる方がいらっしゃいましたら、導入だけでもお手伝いしてもらえれば、ハードルが低くなるかもしれません。

デパートのコンシェルジェってご存知??

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

視覚障がいのある皆さんに質問です!

デパートにコンシェルジェと呼ばれる方がいるのですが、ご存知ですか?

私は先日、神戸にいった際、初めてコンシェルジェを利用しました。
今日はそんなコンシェルジェについて紹介したいなと思います。

Q.コンシェルジェを利用するにはどうしたらよいのか?
A.サービスカウンターやデパートの店員さんに
「コンシェルジェの方に案内をお願いできますか?」
と聞くとコンシェルジェの方を呼び出してもらえます。
私がいった神戸のデパートには3人のんのコンシェルジェがいたのですが、もし、先約がいるとすぐに案内してもらえないこともあるので、コンシェルジェを利用する日時が決まっているのであれば、事前にデパートに予約を入れておくと確実とのことでした。
Q.コンシェルジェの方は何をしてくれるの?
A.コンシェルジェは売り場を熟知しています。
なので、買い物の用途を伝えるとその用途に応じて売り場を案内してくれます。
先日、私が利用したときは、
・神戸でしか購入できないもの
・神戸ならではのお土産
・友達用
・家族用
・それぞれの予算
を伝えると、てきぱきとお店を案内してくれました。
私たち視覚障がい者はどこに何があるのかを見つけるのが難しいですし、一人であいものができないわけではないですが、限られた時間で効率的にお買い物をしたいというときには、このサービスとってもおすすめです!

Q.コンシェルジェを利用するときに気をつけたほうがよいことはあるの?

A.やはり、自分が視覚障がい者であることや
どのようなサポートをしてほしいかを明確に伝える必要があるでしょう。
特に、弱視の方で白杖をもっていなければ、どういう障がいなのかも
伝えなければわからないですから。
また、どんなお買い物をしたいのかも明確に伝えたほうがよいです。
でも、そもそも売り場に何があるかわからないときは、
どういうものがあるのか等を最初に聞くことも大切ですね。
何はともあれ、コンシェルジェの方とたくさんコミュニケーションをとることがよいお買い物をするポイントかもしれませんね。

今回は、神戸という初めての土地であまり時間のない中でセンスのよいお土産を買いたい!という希望があったので、コンシェルジェを利用してとてもよいお買い物が短時間でできて、とても満足できました。

まだ、利用したことがない方がいらっしゃいましたら、ぜひ、一度、利用してみてくださいね。

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viwa 奈良里紗

着任後の自己紹介

皆様

こんばんは。村上です。

さて、今日は自己紹介について投稿します。
以前から、自分の見え方を自己紹介などの場面で伝えるこことについて、
ブログやメルマガの編集後記で書かせて頂きました。
見え方の伝え方は、人それぞれ。
どのようなやり方がいいのかは、試行錯誤の繰り返しだと思います。
今回、私がオススメしたいのは、
自己紹介の時間をつくるということです。

先日、私は社内異動があったのですが、
新しい部署に移る際に、
自己紹介をする時間をくださいと新しい上司にお願いをしました。
上司も心得ていたのか、
実際に着任した当日に、部署全員の前で自己紹介をする時間を頂けました。
自己紹介の時には、
・目の焦点が合わないこと
・書類の文字が読めないこと
・困った時は、助けてほしいこと
この3点をさらっとしたテンポで話をしました。

自己紹介をどのような形でするのか、
また見えにくさをどのように伝えるかは、
本当に人それぞれだと思います。
ただ、どのような形であれ、
自分がどんな時に困るのか、
さりげなくでも伝えられると、その後がスムーズだと思います。

私の場合は、
書類を大きなフォントで印刷してくれたり、
目も用紙を白紙のものを使わせてくれたりと、
その後の働き方がスムーズになりました。

せっかく長い時間一緒に働くメンバーですし、
お互いのことを知りあう工夫や努力を、
自分自身から発信していくことが大切だと実感しました。

以上です。
キーワード:
職場、自己紹介、見え方、

眼疾患と薬




こんにちは、酒井です。

風邪やインフルエンザが流行していますね。皆様も、どうか気を付けてください。

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☆今回のブログ記事テーマ:眼疾患と薬

しかしながら、薬といっても、色々ありますよね。

◇薬を買う場所としては

・病院にかかった後、薬局でもらう薬

・ドラックストアで買う薬

etc

◇薬の種類〈?〉としては

・風邪薬

・目薬

・漢方薬

・塗り薬

etc

このように、薬は沢山存在しますが、ただ一つ、医師や薬剤師に出してもらうにしても、自分で買うにしても気を付けなければいけないことがあります。それは、眼疾患に悪影響を及ぼす薬かどうかをしっかり確認する事です。

私は、緑内障に影響がない薬かどうか、毎度確認しています。

私の場合、だれに、どのように確認しているのかといいますと、



だれに

いつ・どのように

医師

・〈診察室の中〉診察後、薬を出しますと言われた時

・「緑内障になるべく影響のない薬をおねがいします。」と申し出る

薬剤師

・処方してもらったものを受け取る時

・ここでは、「緑内障があるためにこの薬を処方する」という確認と説明を受ける。

薬剤師〈ドラックストア〉

・まずは自分で裏の表示を確認

・緑内障はダメと表示してあったら買わない

・どうしても薬が必要なら薬剤師に相談



以上の表のように確認しています。こうした確認は、目の症状の悪化、失明の予防には重要だと思います。

上記の項目に加えて、かかりつけ眼科医に自分の眼疾患と薬の関係について聞いてみるのもいいかもしれません。また、ドラックストアの薬の裏表示は見にくいので、薬剤師にきいてしまった方が早いかと思います。さらに、薬局でも処方箋を薬剤師に渡す時に、眼疾患に影響のない薬の処方をお願いすれば、カンペキ(?)です。

ちなみに、大概、緑内障に影響があまりないものだと、効き目が弱い薬になります。また、ドラックストアの睡眠導入剤は、どれも緑内障に影響するものばかりで、買えるものがなかったように思います(― ―)

・・・・とにかく、こんなただの学生が言っていることなので、正しいとは限りませんが、眼疾患と薬との関係を確認することだけは、おすすめしてみます。

それでは、今回は以上になります。



2015年6月7日日曜日

見えにくい私の子育て 病院選び


皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。


今回のテーマは、病院選びについてです。


妊娠がわかり、母子手帳の手続きを終えると次にやることは

どこの病院でお産するか?


障がいのあるなしに関わらず、一人目の出産は里帰り出産でという方が多いみたいで

す。


私も出産というものが創造できなかったので、里帰り出産を選択しました。


お産をする病院は、助産師さんが中心となる小さな病院から、総合病院まで様々な病

院があります。

また、お産する病院によって、結構、金額もかわってきます。

私の知り合いは、いける範囲の病院で一番安いところに決めた!なんていうことをい

っている人もいました。


私の場合は、生まれてく赤ちゃんが障がいがあるかどうかもわかりませんし、お産に

よって自分の眼にどういう影響がでるかもわかりませんでした。


そのため、安心という意味で総合病院を選択しました。

といっても、里帰り出産する自治体では2か所しかお産のできる病院がなかったので

ほとんど選ぶよちはありませんでしたが・・・。


私の場合、妊娠34週目から里帰り出産をする病院で検診をしてもらうことにしまし

た。


総合病院なので仕方ないのですが、検診のたびに担当者がかわります。

また、大きな病院のほうが手の空いているスタッフがあまりいなくて、

血圧測定や体重測定等、セルフ検査を手伝ってもらう人を探すことが大変でした。


妊娠41週に入る直前、万が一、42週をすぎても陣痛がこない場合の処置について

説明がありました。

ほとんど紙の資料を用いて説明がされるので、正直、内容の40%ぐらいしか理解で

きませんでした。とりあえず、42週をすぎると赤ちゃんにも母体にもリスクがある

ということがわかってぐらいでした。


幸い妊娠41週に入ると陣痛がきて過産婦にはなりませんでした。


私は微弱陣痛で出産まで48時間かかりました。


この48時間の間にも通関したのですが、病院のスタッフの方々はほとんど私が弱視

だということをわかっていない様子だったのです。


病院は当然24時間体制ですから、48時間の間に5人ぐらい担当者がかわります。

「こんにちは~」と入ってきた人が前と同じ人なのか違う人なのか私もわからないこ

ともあったり、前にいったことがなかなか伝わらないと思ったら、シフト交代してい

たり。


看護師さんも時間がないのでしょうが、丁寧に状況を説明してもらえるという状態ではありませんでした。


今思うと「私は視覚障害者です!」っていうことがわかる名札でもつけておけばよかったのかしらと思います。

病室の中なので、白杖を持っているわけではないので、瞬時に相手に自分の状況を伝えるという工夫があったほうがお互いにやりやすかったのかもしれません。


お産本番については、ほとんど記憶はありませんが(笑)、

立会い出産だったので夫が助産師さんに色々と指令を受けて大変だったといっていました。


病院選びはなかなか難しいですが、やはり、母体にも赤ちゃんにも何にもリスクがないわけではありませんし、何かあったときに対応が迅速にできるという意味で総合病院のほうが安心なのかなと思います。


ただ、総合病院を選択した場合には、助産院で出産するようなアットホームなサポートは得られない可能性が高いですし、担当者がころころかわるというのが特徴だと思います。

それゆえ、出産に臨む私たちが自分の見えにくさであったり、困難さを事前に伝えることや瞬時に伝える工夫をしておくとよいかもしれません。


私も次に出産をする機会があれば、今回、痛感したことをふまえて準備をしたいなとお澪ます。