皆さん
viwaの奈良里紗です。
今回は、英語の教員免許を取得予定の大学4年生、
大山歩美さんの教職課程履修経験だんを紹介します。
これから、教員を目指される方、
今、まさに教職課程を履修中の方、
きっと、役立つ情報満載だと思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
*ここから*
Q1.なぜ、教職課程をとったのですか?
将来教員になりたいと考えているためです。
Q2.教職課程の講義で大変だったことはどのようなことですか?
他の学群(学部)・学類(学科)の授業を多く取らなければならなかったので、自分の専攻である特別支援教育の勉強もしながら教職の勉強をするのが大変でした。ですが、どちらとも「教える」といったことについて学ぶので自分の専攻分野を学ぶ上で非常に役に立ちました。
Q3.教職課程の授業と、普段の授業で何か大きく違ったことはありますか?
多くの授業について受講生が多いこと、いろいろな学類(学科)の人がいることは大きく違いました。自分がよく知らない様々なことを学んでいる人たちと授業を受けるので、演習やディスカッションのときは考え方や感性がかなり違って面白かったです。
Q4.視覚障害者でも普通鋼で教育実習をすることはできますか?
視覚障害があると視覚障害特別支援学校で実習をすることが多いようですが、普通学校でももちろんできます。受け入れ側の学校の先生方や大学と早くから相談する必要がありますが、私の先輩方で普通校で実習された方も多くいます。私も大学の附属学校で実習をしました。
Q5.板書はどうやったんですか?
板書のほとんどは予め用意しておいた文字を書いたカードを使って行いました。そのカードの裏に磁石を貼っておき、黒板に貼れるようにしました。カードの表の隅にタックテープで同じ内容の点字を貼っておき、リピーティング練習などをする際に活用しました。また、少しですが、チョークで書き加えたこともありました。
Q6.教科書はどうしたんですか?
教科書のデータを私の担当の先生がお持ちだったので、先生からそのデータを提供いただき、点字データに変換して使用しました。
Q7.教育実習手帳はどうしましたか?
実習手帳については担当の先生と相談させていただき、手帳に書き込むのではなくパソコンのワードで作ったものを提出させていただいていました。
Q8.実習先の先生たちは障害があることに大してどのようなかんじでしたか?
私が実習をした学校で3、4年前に全盲の先輩が実習をしていたこともあると思うのですが、とても好意的でした。ですが、やはり見え方を理解してもらうことは難しく、自分から自身の障害を上手く伝えられるよう心がけました。
Q9.視覚障害のある実習生に大して、生徒はどういう反応でしたか?
最初は驚いたというか、皆静かでしたが、授業を重ねて生徒と仲良くなるにつれて話しかけてくれるようになり、とても仲良くなりました。点字にも興味を持ってくれたようで、実習の終わりに私が使用していた点字のネームプレートがほしいということで皆にプレゼントしてきました。生徒はとても素直で可愛かったですよ。
Q10.これから教職課程をとる視覚障害学生にアドバイスがあればお願いします。
視覚障害学生は晴眼学生に比べると教職を取るにあたりやらなければいけないことが多くあります。例えば、教職の授業を担当される先生方一人一人に自身の障害について説明し、お願いしたい配慮を伝えなくてはなりません。普段接している先生方だと頼みやすい部分が多いですが、初めてお会いする先生も多いと思います。 また、実習や演習では晴眼学生よりも時間がかかることが多くあり、請願学生はすぐに終わってしまうときでも自分はまだ作業しているといったことも多くあります。なので、ねばり強さも必要かなと思います。
これはあくまで私の考えですが、上手に教職を取るためには、同じ科目の教職を取る友人を多くつくることが一番よいのではないかと思います。同じ科目を取る友人がいれば授業の課題などで困ったときに聞くことができますし、一緒にすることもできます。同じ授業を取れば移動も一緒にすることができて安心です。単位の取り忘れも防げますよ(笑)。特別支援教育を専攻する私の友人のうち英語の教職を一緒に取ったのが5名いたので、みんなで協力して課題に取り組んだり移動したりできてとてもありがたかったです。
一緒の科目を取る友人がいると私が苦手なところは友人が教えてくれますし、私が得意なところを友人に教えてあげることができます。これだとGive and Takeで自分だけが見えない、見えにくいから何かしてもらっている、他の人の時間を多く使ってしまっているという申し訳なさもなくなります。
これは教育実習でもいえ、同じ学校で実習をする他の実習生と仲良くなることも視覚障害学生にはとても大事なことだと思います。学校から配られる資料はもちろん小さな墨字のものですし、こちらは実習をさせてもらっている立場なので拡大してとか点字にしてとか言うことはできないと思います。
なので、私は仲良くなった他の実習生に読んでもらっていました。他の実習生も実習で必死なので、何人も友達をつくって時間がありそうなときを見はからっていろいろお願いするとよいと思います。実習先の先生方、生徒だけではなく、他の実習生に対しても自分の見え方などを伝え、どういうときに困るのか、なにをしてほしいのかをきちんと伝えるのが実習を行う上で鍵かなと思います。
特に弱視は本当に見え方が人それぞれなので、非常に難しいのですが、なるべくわかりやすい説明を心がけるとよいと思います。 取り留めのないアドバイスになってしまいましたが、どの科目の教職を目指すにせよ、どこで実習をするにせよ、普段の授業にプラスして教職を取るのはとても大変です。
ですが、得られるもの、身につけられるものは本当に大きいので、ぜひ、教職を目指す皆さんは頑張ってください!
将来教員になりたいと考えているためです。
Q2.教職課程の講義で大変だったことはどのようなことですか?
他の学群(学部)・学類(学科)の授業を多く取らなければならなかったので、自分の専攻である特別支援教育の勉強もしながら教職の勉強をするのが大変でした。ですが、どちらとも「教える」といったことについて学ぶので自分の専攻分野を学ぶ上で非常に役に立ちました。
Q3.教職課程の授業と、普段の授業で何か大きく違ったことはありますか?
多くの授業について受講生が多いこと、いろいろな学類(学科)の人がいることは大きく違いました。自分がよく知らない様々なことを学んでいる人たちと授業を受けるので、演習やディスカッションのときは考え方や感性がかなり違って面白かったです。
Q4.視覚障害者でも普通鋼で教育実習をすることはできますか?
視覚障害があると視覚障害特別支援学校で実習をすることが多いようですが、普通学校でももちろんできます。受け入れ側の学校の先生方や大学と早くから相談する必要がありますが、私の先輩方で普通校で実習された方も多くいます。私も大学の附属学校で実習をしました。
Q5.板書はどうやったんですか?
板書のほとんどは予め用意しておいた文字を書いたカードを使って行いました。そのカードの裏に磁石を貼っておき、黒板に貼れるようにしました。カードの表の隅にタックテープで同じ内容の点字を貼っておき、リピーティング練習などをする際に活用しました。また、少しですが、チョークで書き加えたこともありました。
Q6.教科書はどうしたんですか?
教科書のデータを私の担当の先生がお持ちだったので、先生からそのデータを提供いただき、点字データに変換して使用しました。
Q7.教育実習手帳はどうしましたか?
実習手帳については担当の先生と相談させていただき、手帳に書き込むのではなくパソコンのワードで作ったものを提出させていただいていました。
Q8.実習先の先生たちは障害があることに大してどのようなかんじでしたか?
私が実習をした学校で3、4年前に全盲の先輩が実習をしていたこともあると思うのですが、とても好意的でした。ですが、やはり見え方を理解してもらうことは難しく、自分から自身の障害を上手く伝えられるよう心がけました。
Q9.視覚障害のある実習生に大して、生徒はどういう反応でしたか?
最初は驚いたというか、皆静かでしたが、授業を重ねて生徒と仲良くなるにつれて話しかけてくれるようになり、とても仲良くなりました。点字にも興味を持ってくれたようで、実習の終わりに私が使用していた点字のネームプレートがほしいということで皆にプレゼントしてきました。生徒はとても素直で可愛かったですよ。
Q10.これから教職課程をとる視覚障害学生にアドバイスがあればお願いします。
視覚障害学生は晴眼学生に比べると教職を取るにあたりやらなければいけないことが多くあります。例えば、教職の授業を担当される先生方一人一人に自身の障害について説明し、お願いしたい配慮を伝えなくてはなりません。普段接している先生方だと頼みやすい部分が多いですが、初めてお会いする先生も多いと思います。 また、実習や演習では晴眼学生よりも時間がかかることが多くあり、請願学生はすぐに終わってしまうときでも自分はまだ作業しているといったことも多くあります。なので、ねばり強さも必要かなと思います。
これはあくまで私の考えですが、上手に教職を取るためには、同じ科目の教職を取る友人を多くつくることが一番よいのではないかと思います。同じ科目を取る友人がいれば授業の課題などで困ったときに聞くことができますし、一緒にすることもできます。同じ授業を取れば移動も一緒にすることができて安心です。単位の取り忘れも防げますよ(笑)。特別支援教育を専攻する私の友人のうち英語の教職を一緒に取ったのが5名いたので、みんなで協力して課題に取り組んだり移動したりできてとてもありがたかったです。
一緒の科目を取る友人がいると私が苦手なところは友人が教えてくれますし、私が得意なところを友人に教えてあげることができます。これだとGive and Takeで自分だけが見えない、見えにくいから何かしてもらっている、他の人の時間を多く使ってしまっているという申し訳なさもなくなります。
これは教育実習でもいえ、同じ学校で実習をする他の実習生と仲良くなることも視覚障害学生にはとても大事なことだと思います。学校から配られる資料はもちろん小さな墨字のものですし、こちらは実習をさせてもらっている立場なので拡大してとか点字にしてとか言うことはできないと思います。
なので、私は仲良くなった他の実習生に読んでもらっていました。他の実習生も実習で必死なので、何人も友達をつくって時間がありそうなときを見はからっていろいろお願いするとよいと思います。実習先の先生方、生徒だけではなく、他の実習生に対しても自分の見え方などを伝え、どういうときに困るのか、なにをしてほしいのかをきちんと伝えるのが実習を行う上で鍵かなと思います。
特に弱視は本当に見え方が人それぞれなので、非常に難しいのですが、なるべくわかりやすい説明を心がけるとよいと思います。 取り留めのないアドバイスになってしまいましたが、どの科目の教職を目指すにせよ、どこで実習をするにせよ、普段の授業にプラスして教職を取るのはとても大変です。
ですが、得られるもの、身につけられるものは本当に大きいので、ぜひ、教職を目指す皆さんは頑張ってください!
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