お久しぶりです。yujiです。
新生活シーズンということもあり、大学へ入学される方も多いと思います。
そこで、今回は2回にわけて”その1 デバイス編”と”その”2 一人暮らし編”を書いてみようと思います。
偉そうな出だしですが、一人暮らし適当かつ大学デビューは失敗したと思っている私が書きます(苦笑)
では、デバイス編です。
見えにくい者にとって、大学入学準備にあたり、必要なものは視覚周りの環境整備なのは言うまでもありません。
これまでと違うのはなんと言っても移動の多さだと思います。
私の場合、拡大読書器を普段から使用しているので、それが同じ状態で使えないのはとてもストレスでした。PC用の拡大読書器とかもあるのですが、とても重くて使いものになりませんでした。
しかし、最近は便利になったもので1kgを切るようなパソコンや450g程度のiPadなどのタブレットも増えてきました。一昔は軽いパソコンはバッテリーが数時間も持たないとかざらだったんですが、最近のは1日使う程度なら使えるくらいになっているものもあります。
そこで、今僕が大学に入学するなら、1kg程度のパソコンかタブレット、またはその両方を持ちます。
それに加え、格安のインターネット回線などを使って常にインターネットに繋がる状態にしておきます。(大学によっては教室にWi-Fiが通っているとこもあります)
主に用途は以下です。
1、スライドなどやプリントなど、事前に送ってもらったものを確認するため
2、ノートテイクのため
3、分からなかったものをすぐ検索するため
では、1~3での注意点を次に記します。
1、
スライドやプリントなどは拡張子によってはiPadでは文字化けすることが多く、知識がないと難しいかも知れません。PDFに保存しなおすのが一番確実です。
また、お願いしていても意外ともらえないことも多いです。配布用のプリントを大きめに印刷してもらうのが先生もやりやすいようです。
印刷物しかない場面で見えにくい時はプリントを写真にとって拡大してみるのも良いと思います。(シャッター音消すアプリはたくさんあります)
2、
キーボードがついていないタブレットはもちろん、ついているものでも持ち運びに特化したものはタイプしにくいものも多いです。
MicroSoft One Noteなど手書き対応のソフトを使うのも良いと思います。そのような場合写真で撮った画像の上でも書けるのが良いです。
ただ、手書きだと自分で書いた文字が見えないってことになりがちなので注意が必要です。
3、
正直ネットで検索しやすいのが一番僕はうれしいです。
授業中わからなかった部分がでてきても、かなり深くの専門でない限りネットで調べて出てくることの方が多いです。
また、授業直前にメールなどでスライドをもらいやすいというメリットもあります。USBでくれる先生もいます。
以上のように3以外は慣れも必要になってきます。
また、パソコンはUSBやキーボードや音声ソフトなど色々な場合を想定できますが、重いという最大のデメリットがあります。
普段1.5kgのパソコンを持ち歩いていますが、かなり辛いと感じます。
それに教科書などを持つと考えるとあまり持ちたくないですよね。(教科書を自炊してしまうというのも一つの手ですが)
また、タブレットなどは軽くて便利ですが、IT系に慣れていないといざという時に使えない、文字化けして資料が見れないということになってしまいます。(実体験)
また、どの場合も”書く”ということは全く考えていません。これは大学の授業がそもそも書く回数が極端に減ったと考えたので思い切って諦めました。中途半端に上記の対策に加えてあれこれ増やしてももやりにくくなるだけと感じました。
書く場面に遭遇しそうになったら、予め先生や事務に相談して別な手段で乗り切るのが一番良いと僕は思います。
また、僕は授業中単眼鏡を一番多く使います。つまりこれまで工夫してきた方法に上記の方法をすると便利だ。ということなので、上記の方法で全てカバーできるわけではない。ということは強調したいと思います。
電子機器を使う場合、色々な場合を想定して自宅などで使う練習をなるべく多くしておくことをお勧めします。機械のトラブルで授業にならなかったでは本末転倒ですからね。
パソコン・タブレットってたくさんあるけど、何を使ったらいいかって?
調べるところから機器になれることは始まっていますので、時間をかけて調べてください。
その上でこれとあれどっちがいいかな?みたいな疑問が出ると思います。
そうなったらviwaにご相談ください。
学部の性質や本人の見え方で色々状況も違います。
例えば、ガチガチの数学や物理などの授業ではあまり役に立たないと思います(実体験)
そのような方がいたらご相談ください。一緒に考えましょう。
では、その2に続きます。
2015年3月12日木曜日
家庭での漢字学習へのワンポイントアドバイス(盲児の場合)
皆さま
こんにちは。Viwaの奈良里紗です。
先日、全盲の小学生の漢字学習についてご質問をいただきました。
全盲のお子さんの場合、読み書きは点字で行います。
点字には漢字、ひらがな、カタカナの区別はありません。
だからといって、全盲のお子さんが漢字を学ばないということはありません。
ここでは、知り合いの全盲の方に、漢字学習についてのアドバイスを頂きましたのでご紹介します。
Q.小学生のときはどのように漢字学習をされていましたか?
A.小学生のときは本当に漢字学習をしっかりやっていなかったんです。
でも、あるとき、もっとちゃんと勉強しなきゃと思って、漢字の作りとへんについて解説されている本(点字)で一生懸命勉強しました。
小学生レベルだとは思いますが、漢字の基礎となる作りとへんについてしっかり学んでおくことが大切だと思います。
Q.大人になって漢字で困ることってどんなことですか?
A.大人になってしまうと、今度は作りとへんの問題ではなくなくんですよね。
音声読み上げソフトで文章作成をするんだけど、音声ソフトによって漢字の解説の仕方が違うんですよね。
だから、知識としては、○○という意味で使われる○○という漢字というふうに知識の引き出しがないと漢字変換がパソコンや携帯でできないんですよ。
例えば、「ほしょう」なんていうのは同音異義語がある上に意味の違いとか使い分けの仕方が難しいですよね。
こういう微妙な使い分けが大人になった今でも難しくて、でも、それは晴眼者の人にとっては当たり前にできる使い分けだったりするので恥ずかしいなと感じることがあります。
Q.小学生で家庭で漢字学習をみている保護者の方にアドバイスをお願いします!
A.アドバイスというか、自分が小学生だったら、いや、今でも、こうしてもらえると嬉しいなということを一つ。
レーズライターで作りやへんを書いてもらって、触れたら嬉しいです。
漢字って表意文字だから、形にもそれぞれ意味があって面白いじゃないですか。
でも、それを知る機会がなかなかないので、「山」っていう漢字でも山に似ている形でできているって言葉で聞いて理解するのとレーズライターで触って確認して理解するのとでは学習としての質も違うと思うんです。
レーズライターで描くときの注意としては、大きさに注意してください。
似ている形、例えば、沙(左側のさんずい)と次(左側のにすい)を取り出してレーズライターで描きます。
子どもに触らせて、「どんな形?」と尋ねたとき、「同じ!」と答えるようであれば、もう少し大きな大きさで描かないと違いが指先で理解できていないという判断基準になります。
Q.レーズライターってどこで買えますか?
A.多分、日本点字図書館とかでも販売していると思います。
ネット通販で購入できるんじゃないかな?
レーズライターの用紙とレーズライター用の板があれば、家庭でも簡単に立体にした図を触って共有することができるので、家庭に1セットはあってもよいのでは?と思います。
以上がアドバイスでした。
漢字学習の仕方は、全盲の場合であっても人によって色々な方法があるみたいです。
今後も情報があれば、共有していきたいと思います。
viwa 奈良里紗
2015年3月6日金曜日
歓送迎会お役立ち!お店の探し方
みなさん
こんばんは。村上です。
3月というっこともあり、歓送迎会が多くなる季節ではないでしょうか。
私は、よくグループで食事に行くときに、幹事をすることがあります。
お店を予約したり、参加者の日程調整をしたり、メニューをよみあげたり・・・
そのような時に、ふと「こんな点にきをつけている」ということを思い出したので、
せっかくなので、ブログ記事にしてみようと思います。
あくまでも私が気をつけていることなので、その点ご容赦くださいね。
○お店探し
いきつけのお店ならいいのですが、初めていくお店の時には、注意が必要です。
食べログやぐるなびなどの地図を確認することはもちろんですが、私は、お店の住所に注目しています。
住所といっても、番地などではなく、建物のフロアです。
1階のお店なのか、地下にあるお店なのか、だいたいの目線の場所を事前に把握しておくのです。
地図でおおよそのお店の場所を確認して、お店の目の前を歩いていても、1階だけに意識をむけていると、7階のお店だった時に、気づかずに通り過ぎてしまうことがよくあります。
なんで、お店のフロアを確認することは、結構大切だと思います。
○食べログやぐるなびを活用する
お店の場所や行き方は、たまに口コミやコメントに書いてあることがあります。
ですので、食べログやぐるなびなどの口コミコメントをチェックしておくと、お店までのアクセスのヒントが掲載されていることがあります。
特に、一般の人でも少しわかりにくいところにあるお店は、弱視者向けということに限らずに、よく道順が掲載されています。
また食べログやぐるなびでは、お店のトップページに注目することも大切です。
お店のトップページには、そのお店の外観やロゴ、看板の写真が掲載されていることがあります。
例えば、「むらかみ」というお店の看板が、白抜きの文字なのかそうでないのか、筆字なのかそうでないのか、そんなことを事前に知っているかどうかで、見るpointが絞れてきます。
今日はお店までの行き方について、書かせていただきました。
みなさんも、ぜひ新しいお店を開拓し、活動範囲を広げてみてはいかがでしょうか。
こんばんは。村上です。
3月というっこともあり、歓送迎会が多くなる季節ではないでしょうか。
私は、よくグループで食事に行くときに、幹事をすることがあります。
お店を予約したり、参加者の日程調整をしたり、メニューをよみあげたり・・・
そのような時に、ふと「こんな点にきをつけている」ということを思い出したので、
せっかくなので、ブログ記事にしてみようと思います。
あくまでも私が気をつけていることなので、その点ご容赦くださいね。
○お店探し
いきつけのお店ならいいのですが、初めていくお店の時には、注意が必要です。
食べログやぐるなびなどの地図を確認することはもちろんですが、私は、お店の住所に注目しています。
住所といっても、番地などではなく、建物のフロアです。
1階のお店なのか、地下にあるお店なのか、だいたいの目線の場所を事前に把握しておくのです。
地図でおおよそのお店の場所を確認して、お店の目の前を歩いていても、1階だけに意識をむけていると、7階のお店だった時に、気づかずに通り過ぎてしまうことがよくあります。
なんで、お店のフロアを確認することは、結構大切だと思います。
○食べログやぐるなびを活用する
お店の場所や行き方は、たまに口コミやコメントに書いてあることがあります。
ですので、食べログやぐるなびなどの口コミコメントをチェックしておくと、お店までのアクセスのヒントが掲載されていることがあります。
特に、一般の人でも少しわかりにくいところにあるお店は、弱視者向けということに限らずに、よく道順が掲載されています。
また食べログやぐるなびでは、お店のトップページに注目することも大切です。
お店のトップページには、そのお店の外観やロゴ、看板の写真が掲載されていることがあります。
例えば、「むらかみ」というお店の看板が、白抜きの文字なのかそうでないのか、筆字なのかそうでないのか、そんなことを事前に知っているかどうかで、見るpointが絞れてきます。
今日はお店までの行き方について、書かせていただきました。
みなさんも、ぜひ新しいお店を開拓し、活動範囲を広げてみてはいかがでしょうか。
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