こんにちは。viwaの村上です。
プロ野球もいよいよ交流戦が始まり、野球ファンには楽しみな時期となりました。
私の地元には西武ライオンズが所属していたこともあり、
学校の友達と西武ドームに野球観戦に行くこともありました。
中学生までは、ファンクラブに加入すると外野席が無料で観戦できたのです(今はどうなのかわかりませんが・・・)
さて、この外野席。
当然のことながら、私には球場内で選手たちがどのような動きをしているのか見ることができませんでした。
そこで、私は次のような方法で野球観戦を楽しんでいました。
・単眼鏡を使う。
単眼鏡を使うと、選手たちの動きをみることができました。
動きといっても、走ってるとか、バットを持っているとかその程度です。
どんな投球をしたのか、背番号は何番なのか、空振りしたのか・・・そのような細かな動きまでは単眼鏡を使っても把握することができませんでした。
・携帯FMラジオを持参する。
そこで、単眼鏡と一緒に私が使っていたのは携帯用のラジオです。
特にFMラジオでしたら、今目の前でプレイされている試合の実況中継がされます。
このラジオの実況中継が、本当にわかりやすいんです。
テレビの実況中継と違って、ラジオの実況中継です。
もともとユーザーは、視覚障害当事者に限らず、音声で情報をえています。
ですので、ラジオの実況中継は、解説の声だけでも十分試合の臨場感が伝わってくるのです。
ラジオを聴いていると、今誰がマウンドにたっているのか、どんな球種の玉を投げたのか。よくわかります。
・友人に聞く
野球観戦で、私が一番楽しかったのは、友人との会話です。
今、目の前にい選手はだれで、どんな動きをしたのか、よく友人に聞いていました。
すると、そこから、選手の動き以外にも、いろんな会話が広がります。時には、辛口コメントになることも。
野球観戦は、テレビでは味わえない、球場ならではの楽しみがあります。
ぜひ野球観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。
2012年5月16日水曜日
2012年5月6日日曜日
一つの資料を複数人で見る(1)~ルーペ単眼鏡の活用
こんにちは。“viwa”の渡辺です。
職場や学校で、一枚あるいは一冊の資料やプリントを、2~3人で一緒に見たり書き込んだりしなくてはならない、そんな場面に遭遇したことはないでしょうか?
ただでさえ小さい文字が読みにくく、ルーペを使ったり顔を近づけたりしないと読めない弱視者にとって、こういった状況はかなり辛いですよね。
こういった状況になった場合、自分用にコピーを一部取らせてもらったり、何についてどんな書き込みをしているのか口頭で説明してもらったりするのが通常かと思います。私もそうすることはありますし、村上も以前そういった記事を書いています。
ただ、私の場合、会社でのミーティングなどで、どうしても、メンバーの資料への書き込みをリアルタイムに読みながら議論について行きたい、あるいは議論をリードしたい場合があります。
そんな時、私が活用しているのが、ルーペ単眼鏡と呼ばれる製品です。
ルーペ単眼鏡とは、通常の単眼鏡よりも見たいモノにグッと近づくことができる単眼鏡のことです。通常の単眼鏡は、見たいモノとの距離が1.5~3m以上離れていないとピントが合わないものが多いと思います。
それに対して、ルーペ単眼鏡は30cmくらいまで近づくことができます。
私の愛用している6倍のルーペ単眼鏡で30cmまで近づくと、私の視力(0.08)ですと、書体や印刷状態などの条件が良ければ、9ポイント程度の文字までなんとか読むことができます。
もちろん、資料の文字の大きさや書体、活字か手書きか、どのくらいまで近寄れるかによって、読めたり読めなかったり、部分的に読めたりなど、状況は様々です。
ただ、完全に読むことができなくても、一部だけでも読むことができたり、例えば資料に書き込まれた矢印の向きがわかるだけで、議論の流れやメンバーの思考が掴みやすくなることはよくありますので、私はこのルーペ単眼鏡を多用しています。
また、このルーペ単眼鏡は、小さな打ち合わせスペースでホワイトボードを使って打ち合わせをするような場合にも重宝します。小さな打ち合わせスペースでは、ホワイトボードまでの距離が1m以下なんてことは結構ありますよね。そんな場所でもルーペ単眼鏡ならしっかりピントが合います。
最後に、私が愛用しているルーペ単眼鏡をご紹介します。
ドイツのツァイスというメーカーの「ルーペ単眼鏡 モノ6x18 T*」という製品です。
少々お高いですが、見たいモノに30cmまで近づくことができる上、視界が大変明るくシャープです。もちろん、通常の単眼鏡と同じように遠く拡大して見ることもできます。
次回は、一つのPCの画面を複数人で見る工夫について書いてみたいと思います。=
職場や学校で、一枚あるいは一冊の資料やプリントを、2~3人で一緒に見たり書き込んだりしなくてはならない、そんな場面に遭遇したことはないでしょうか?
ただでさえ小さい文字が読みにくく、ルーペを使ったり顔を近づけたりしないと読めない弱視者にとって、こういった状況はかなり辛いですよね。
こういった状況になった場合、自分用にコピーを一部取らせてもらったり、何についてどんな書き込みをしているのか口頭で説明してもらったりするのが通常かと思います。私もそうすることはありますし、村上も以前そういった記事を書いています。
ただ、私の場合、会社でのミーティングなどで、どうしても、メンバーの資料への書き込みをリアルタイムに読みながら議論について行きたい、あるいは議論をリードしたい場合があります。
そんな時、私が活用しているのが、ルーペ単眼鏡と呼ばれる製品です。
ルーペ単眼鏡とは、通常の単眼鏡よりも見たいモノにグッと近づくことができる単眼鏡のことです。通常の単眼鏡は、見たいモノとの距離が1.5~3m以上離れていないとピントが合わないものが多いと思います。
それに対して、ルーペ単眼鏡は30cmくらいまで近づくことができます。
私の愛用している6倍のルーペ単眼鏡で30cmまで近づくと、私の視力(0.08)ですと、書体や印刷状態などの条件が良ければ、9ポイント程度の文字までなんとか読むことができます。
もちろん、資料の文字の大きさや書体、活字か手書きか、どのくらいまで近寄れるかによって、読めたり読めなかったり、部分的に読めたりなど、状況は様々です。
ただ、完全に読むことができなくても、一部だけでも読むことができたり、例えば資料に書き込まれた矢印の向きがわかるだけで、議論の流れやメンバーの思考が掴みやすくなることはよくありますので、私はこのルーペ単眼鏡を多用しています。
また、このルーペ単眼鏡は、小さな打ち合わせスペースでホワイトボードを使って打ち合わせをするような場合にも重宝します。小さな打ち合わせスペースでは、ホワイトボードまでの距離が1m以下なんてことは結構ありますよね。そんな場所でもルーペ単眼鏡ならしっかりピントが合います。
最後に、私が愛用しているルーペ単眼鏡をご紹介します。
ドイツのツァイスというメーカーの「ルーペ単眼鏡 モノ6x18 T*」という製品です。
少々お高いですが、見たいモノに30cmまで近づくことができる上、視界が大変明るくシャープです。もちろん、通常の単眼鏡と同じように遠く拡大して見ることもできます。
↓もっとも遠くにピントを合わせた状態
↓もっとも近く(30cm)にピントを合わせた状態
次回は、一つのPCの画面を複数人で見る工夫について書いてみたいと思います。=
2012年5月4日金曜日
思春期の不思議~みんなと同じがいいんです!~
皆様
こんにちは。viwaの奈良里紗です。
今日はちょっと私自身の高校生時代を振り返ってみたいと思います。
というのも、よく学校の先生や保護者の方から、
「せっかく、拡大教科書を準備してもらったのに、学校では全然使ってないんです」
「目が悪いから、座席を一番前にしてもらえるようお願いしてあるのに、席替えに参加して、一番後ろの座席になっちゃって・・・。本人は特別扱いされるのがいやみたいなんです。」
などなどという声をしばしば聞くことがあります。
私自身、高校時代は、授業中にルーペを使ったり、自分のために、わざわざ先生が拡大コピーをしてきてくれた教材をみんなの前で受け取ったり、それに記入して、自分が提出したプリントだけ大きいとか、そういうことが無償に嫌で嫌で仕方ない時期がありました。
一般的にも、思春期って、親と一緒に歩いているところを友達にみられたくなかったり、他人より少し太っていたり、他人より少し髪型が変だったり、何か、他人と少しでも違うことがあると気になる時期なんですよね。
だから、先生や保護者にとってみれば、
せっかく、準備した拡大教材なのでしょうが、
やっぱり、みんなが使っていないものを自分だけ使うというのは、
それなりに抵抗感を感じるものなんです。
今、振り返ると、なんで、あんなに嫌だったんだろうって思っちゃいますけどね。
先生が一生懸命時間をかけて拡大してくれた教材を使って、
もっと、しっかり、勉強すればよかったのに、自分。。。。
と、思いますが、まぁ、それができないのが思春期の不思議なのです。
席替えに参加して一番後ろの座席になってしまったり、
拡大教材を使わなくって、成績が落ちてしまったりしても、
それは全て自分の責任です。
親や先生のいうことをきかないかわりに、
どんなことがあっても、言い訳ができない・・・・
そんな状況を本人に理解させた上で、
好き勝手やらせてあげてみてはどうでしょうか。
成績が有りえないくらい落ちてしまったら、
あぁ、やっぱり、自分は拡大教材を使わないと、
このままだと、進路に関わると感じれば、
自分から、嫌だなと思いつつも拡大教材を使うようになるでしょう。
まぁ、きっと、見ている先生や親にとっては、
子どもの行動がとても歯がゆく、放っておけないような状況なのでしょうが・・・。
私自身もこういう時期があって、
失敗をしながら色々と学んできたので、しばらく、見守ってみてあげてくださいね。
viwa 奈良里紗
こんにちは。viwaの奈良里紗です。
今日はちょっと私自身の高校生時代を振り返ってみたいと思います。
というのも、よく学校の先生や保護者の方から、
「せっかく、拡大教科書を準備してもらったのに、学校では全然使ってないんです」
「目が悪いから、座席を一番前にしてもらえるようお願いしてあるのに、席替えに参加して、一番後ろの座席になっちゃって・・・。本人は特別扱いされるのがいやみたいなんです。」
などなどという声をしばしば聞くことがあります。
私自身、高校時代は、授業中にルーペを使ったり、自分のために、わざわざ先生が拡大コピーをしてきてくれた教材をみんなの前で受け取ったり、それに記入して、自分が提出したプリントだけ大きいとか、そういうことが無償に嫌で嫌で仕方ない時期がありました。
一般的にも、思春期って、親と一緒に歩いているところを友達にみられたくなかったり、他人より少し太っていたり、他人より少し髪型が変だったり、何か、他人と少しでも違うことがあると気になる時期なんですよね。
だから、先生や保護者にとってみれば、
せっかく、準備した拡大教材なのでしょうが、
やっぱり、みんなが使っていないものを自分だけ使うというのは、
それなりに抵抗感を感じるものなんです。
今、振り返ると、なんで、あんなに嫌だったんだろうって思っちゃいますけどね。
先生が一生懸命時間をかけて拡大してくれた教材を使って、
もっと、しっかり、勉強すればよかったのに、自分。。。。
と、思いますが、まぁ、それができないのが思春期の不思議なのです。
席替えに参加して一番後ろの座席になってしまったり、
拡大教材を使わなくって、成績が落ちてしまったりしても、
それは全て自分の責任です。
親や先生のいうことをきかないかわりに、
どんなことがあっても、言い訳ができない・・・・
そんな状況を本人に理解させた上で、
好き勝手やらせてあげてみてはどうでしょうか。
成績が有りえないくらい落ちてしまったら、
あぁ、やっぱり、自分は拡大教材を使わないと、
このままだと、進路に関わると感じれば、
自分から、嫌だなと思いつつも拡大教材を使うようになるでしょう。
まぁ、きっと、見ている先生や親にとっては、
子どもの行動がとても歯がゆく、放っておけないような状況なのでしょうが・・・。
私自身もこういう時期があって、
失敗をしながら色々と学んできたので、しばらく、見守ってみてあげてくださいね。
viwa 奈良里紗
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