皆様こんにちは。viwaの奈良里紗です。本日は、1月21日に実施いたしました子育てかんふぁれんすについてご報告いたします。
年に一度、日本アルビニズムネットワークが開催しているアルビノ子育てかんふぁれんす。今年は、viwaも協力団体として、参加しました。当日は、アルビノのお子さんのいらっしゃるご家族はもちろん、視覚障がいのあるお子さんのいらっしゃるご家族も参加していただき、たくさんの方々に参加いただきました。
13時半より、お子様は託児ルームに預けて、保護者の方々には、ゆっくりと講演を聞いていただきました。テーマはずばり、通常校で学ぶ弱視児の支援を目指してでした。講師には、視覚障害の専門でありながら、通常校で校長先生をされている太田先生。
弱視児が、通常校で学習する上で、どのようなことに困難を感じるのか、また、それらの困難をどのように解消していけばよいのかを丁寧に紹介してくださいました。なかでも、viwaスタッフの渡辺が、自身の経験から予習も大切さを紹介してくれていますが、これとまったく同じことを太田先生がおっしゃっていたことが、大変印象的でした。「復習はしなくてよい!」「明日学習する教科書を一度だけしっかり読んでから学校へいこう」
確かに、私たち、弱視者は、初めて読むものには、時間がかかりますが、繰り返し読んでいるうちに、晴眼者とほぼ同じぐらいの速度で読めるようになるんですよね。私も大学で自分の研究を発表するときには、原稿を何回も読んで練習します。最初は10分ぐらい読むのにかかっていた現行が、練習すると4分ぐらいで読むことができるようになってきます。
ただ、ここで注意が必要なのは、「目が疲れる」ということ。だから、太田先生も「一度でよいから」ということを強調されていたように思います。保護者からの質疑では、「目の訓練の仕方」や「保育園への入園を断られたのだがどうしたらよいか」等、実に、様々な疑問が投げかけられ、太田先生がひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。
その後、参加された保護者の方同士で自己紹介をし、交流会の時間を設けました。年に一度しかない情報交換や交流の機会とあって、皆さん、積極的にお話をされていました。
毎回、このようなイベントを開催すると、参加者から「これを知りたい」という要望が多く寄せられます。
どこに住んでいても、どういう状況でも「知りたい」「困ったな」と思ったときに、情報が手に入る社会になるといいですね。
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