皆様
viwaの奈良里紗です。
昨日、viwa主催の視覚技塾を無事終えることができました。
ご来場いただいた皆様、
いかがだったでしょうか。
皆さまの「知りたい!」に答えられたでしょうか。
逆に、今回の視覚技塾を通じて、新たに「知りたい!」ということが
生まれてきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときには、ぜひ、viwaにご要望をお伝えいただけたらと思います。
さて、昨日を振り返ってみますと、
3人の方にご講演をいただきました。
企画の段階では、
「弱視ならではの工夫」
「全盲ならではの工夫」
がきっとあるのではないか?
と思い、今回は全盲という立場で山川様、
弱視という立場で小澤様にご講演をお願いしました。
ところが、根本にある障がいの伝え方、
コミュニケーションの仕方というのは共通しているのだな~と
改めて感じました。
☆障がいのビジュアル化(映像化)☆
伝えるときの具体的なノウハウとしては、
障がいを相手にわかるように「見せる」ことで、
相手が頭の中でどういうことができて、どういうことができないのかを
イメージしやすくすることが大事。
山川様の場合には、
パソコンの画面読み上げソフトを用いて、
「ワードは使えます。
具体的には、こうやって入力、漢字変換ができ、
こういうふうに読み上げたものを理解しています」
と、デモンストレーションを通じて、障がいを
わかりやすいように見せていました。
おそらく、言葉だけで、
「私は視覚障がいがあって、
パソコンは音声読み上げソフトがあれば、
できますので、ご安心ください」
といわれるより、よほど、理解しやすく、
また、伝わりやすいのだと思います。
☆前向きな思考パターン☆
小澤様のご講演では、物事の考え方、捉え方について
ご説明をいただきました。
たとえば、
あなたの目の前に、あなたの大好きな飲み物の入ったコップがあります。
私だったら、牛乳かな。笑
これがコップにあと半分入っています。
あなたはどのように感じますか。
��.半分も残っている。
��.もう半分しかない。
よくいわれることではありますが、
何事においても、こういう捉え方って
大事ですよね。
どちらに捉えるかによって、
ポジティブにも、ネガティブにもなります。
つい、障がいに注目がいってしまったり、
つい、ネガティブ思考になってしまったりしている方は
ぜひ、前向きな思考パターン作りを心がけてみてはいかがでしょうか。
☆つながりの力☆
最後の山形様のご講演では、
「あなたにとって仕事とは何か」
という問いから始まりました。
仕事をどう考えるか、
仕事をどのように自分の中で位置づけるかを
まずは考えてみることも大切だな~と改めて感じました。
そして、話は「つながり」の話に。
人は時間のつながり
環境とのつながり
人とのつながり
の中で生きています。
その中でも、特に「人とのつながり」は
viwaの活動に通じるところがありました。
さまざまな情報誌もありますし、
インターネットで情報を得ることもできます。
でも、人とのつながりから得られるのは情報だけではありません。
昨日みたいに、具体的なノウハウについて教えてもらったり、
自分がネガティブな状態に陥っているときサポートしてもらったり、
逆に、自分が誰かのサポートをしたり、
そんな関係が「人とのつながり」の仲にはあるのだと思います。
��+
ご講演いただいた内容、
パネルディスカッションの内容は、
少し難しく感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、
わからなかったこと、聞き足りなかったことは、
どんどんviwaに聞いてください!
viwaでは、山川様のように具体的なノウハウを伝えていきたいですし、
小澤様のように前向きになれるようサポートもしていきたいですし、
山形様のおっしゃるような「人とのつながり」も作っていきたいと思っています。
皆様の声で、viwaの活動を作っていきたいと
心から思っています。
今回は初回ということもあり、スタッフ一同、至らぬ点、多々あったと思います。
しかし、viwaスタッフはこの経験を必ず次に活かしていきます。
最後になりましたが、
お忙しいところご講演を引き受けてくださいました
山川様、小澤様、山形様、本当にありがとうございました。
私自身、多くのことを学ばせていただきました。
また、当日、viwaサポーターとして協力してくださいました
3名のボランティアの皆様、ありがとう!!
3人がいてくれたから、本当に助かりました。
そして、いつも適切なご助言をいただき、事前準備、当日準備も
力強くご協力いただきました筑波大学附属視覚特別支援学校の雷坂先生に感謝致します。
それでは、次回は3月26日(土)!!
ぜひ、楽しみにしていてくださいませ。
viwa 奈良里紗
酒井則昭です。
返信削除奈良さんへ
視覚技塾のviwaでの記念すべき第一歩を成功させたことは、本当にすごいことだと思います。お疲れ様でした!
こんなテーマがあったらいいなという話ですが、弱視の子を持つ親をテーマに、ディスカッション、というのはどうでしょう?
皆さんの親御さんともお話してみたいです。
以上、思いつくままに書かせていただきました。
皆さん、頑張り過ぎずがんばってください。V(^-^)V