記録的な寒波に見舞われておりますが、皆様風邪などはひかれてませんか?
このように寒い日が続くと外に出るのを躊躇してしまいます。
芥川賞や直木賞も発表されたので、ここはゆっくり自宅で読書などはいかがでしょう?
さて、今回は「読む権利」に関するご案内です。
◆「読む権利に関する国際会議」のご案内
■趣旨
「読む権利」が新しい角度から議論されている。21世紀最初の国際人権条約である
国連障害者権利条約は、障害のある人も共に生きる社会における基本的人権の一つ
として「読む権利」を保障している。
世界中の四分の三の国々が署名し、EU、中国、インド、韓国、タイなど半数の国が
既に批准を済ませた。
日本政府は、批准に向けて国内法の整備をすすめ、2010年1月に施行した著作権法の
改正により、最も進んだ電子出版技術を国際規格化したDAISY
��Digital Accessible Information System)を活用して、様々な読みの障害がある
人々の「読む権利」を図書館等の団体による無償貸出によって保障する方向で一歩を
踏み出した。
そこで、世界の国々の図書館はDAISYをどのように活用して障害のある人々の
「読む権利」を保障しているのか、それに対して政府や出版界はどのように
協力しているのか、利用者の声はどうか等、海外のDAISY活用の先進的な
事例を学び、意見交換を行なって、日本における「読む権利」の保障を具体化する。
■日時:2011年2月10日(木)10:00-16:30
■会場:玉水記念館 大ホール (〒550-0002 大阪市西区江戸堀1-10-31)
■主催:財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
■協力:IFLA/LPD(国際図書館連盟・印刷物を読むことに障害がある人々への図書館
サービス分科会)
社会福祉法人 日本ライトハウス・日本デイジーコンソーシアム
■協賛(予定):日本デイジーコンソーシアムメンバー企業、国際デイジーコンソー
シアムメンバー企業
■定員:200名(定員になり次第締切)
■情報保障:パソコン要約筆記あり。手話通訳・点字資料・磁気ループが必要な方は
申込みの際にご記入ください。
■参加対象者:障害者福祉・高齢者福祉関係者、当事者、図書館関係者、教育関係者
、一般の方々
■参加費:無料
■申込締め切り:2011年2月5日
■申込先・問合せ:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター担当:
長田・野村
TEL:03-5273-0796 / FAX:03-5273-0615 /e-mail: ic@dinf.ne.jp
■プログラム(予定) *変更の可能性があります。
10:00:10:10:開会挨拶
10:10-10:40:基調講演
「DAISYとEPUBを活用した障害者・高齢者の読む権利の保障―
図書館と出版のユニバーサルデザインー」
河村 宏 (DAISYコンソーシアム会長、IFLA/LPD常任委員会委員)
10:40-11:40:記念講演 1.アメリカにおける合理的配慮と読書支援(40分)
Sue Swensen (連邦政府教育省、特別支援教育・リハビリテーションサ
ービス局副次官)
記念講演 2.ノルウェーのディスレクシア団体の活動と読書に関わる
要求(20分)
Mai-Linn (ノルウェー・ディスレクシア青年協議会会長)
11:40-12:40:セッション1:なぜ新著作権条約が必要か
(1) WIPOの活動:Julie Rae (IFLA/LPD常任委員会委員長 )
(2) TIGARプロジェクト:Margaret McGrory(グローバルライブラリー
常任委員会委員長)
12:40-13:40:昼食
13:40-14:20:セッション2
「DAISY オンライン配信-フィンランドの試み」
Minna von Zansen (IFLA/LPD常任委員会委員)
14:20-16:30:セッション3(途中10分休憩)
「DAISYを活用した学習支援」(パネルディスカッション)
モデレータ:河村 宏(DAISYコンソーシアム会長)
パネリスト:
日本‐野村美佐子(IFLA /LPD 常任委員会委員)
英国、スウェーデン、オランダ、ノルウェー(各国のIFLA/LPD常任委員
会委員を予定)
16:30:閉会の辞
詳細リンク先:http://www.normanet.ne.jp/info/seminar110210.html
ご案内は以上です。
以上、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
■お問合せ■
財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
郵便番号162-0052 東京都新宿区戸山1丁目22番1号
電話:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
http://www.jsrpd.jp/
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