こんにちは。あゆみです。
私は視覚障害児教育を専攻する大学4年生で、現在アメリカボストンにあるパーキンス盲学校でインターンとして勉強をしています。
今日は、「アメリカでの生活で一番楽しいこと」というテーマで、私の体験談をご紹介したいと思います。
私にとってアメリカ生活で一番楽しいことは…、
一番を決められないくらい楽しいことがたくさんあるのですが、
アメリカのさまざまな文化にふれられることかと思います。
《なんでも大きい!》
アメリカでは、人、食べ物、服、家、家具、…、なにもかもが本当に大きいです。例えば、マクドナルドのハンバーガーは日本のハンバーガーの3倍の大きさはあると思います。中のお肉も分厚くて、それでいて値段は日本と同じくらいなので、とても得をした気分になります。
飲み物も負けておらず、日本のスモールサイズの大きさはなく、こちらでスモールを頼んでも、日本でいうラージサイズくらいの大きさのものが出てきます。たいていの場合私はいつも飲みきれず、断念してしまうのですが…。
ベッドやソファーも体の小さい日本人にとっては自分が子どもになったかのように大きく、ゆったりできるのでいつもちょっとリッチな気分になれます。
《意見ははっきり》
日本だと、もし何か話し合いをしていたとして、自分と反対の意見が出た場合、それに反論するのはなんとなく言いづらかったり遠慮がちになったりするのではないかなと思います。
しかしアメリカでは、「私はあなたの意見には反対です」「私はこのような意見を持っています」ということを何の躊躇もなくきっぱりと言うのが普通のようです。そして、多くの議論はとても活発に行われ、日本のように一時しんと静まり返る場面にはまだ出会ったことがありません。
私はこのような場面を初めて見かけたときはかなり驚きました。他の場面においても、アメリカの文化の中では意見をどんどん主張するのが普通で、他の人が買ってくれたあるいは作ってくれた料理であってもこれは食べたくない、おいしくないと皆はっきり言っています。
日本人の感覚では失礼にあたるのではないかと心配してしまいますが、言われた相手も全く気を悪くすることなく、これがアメリカでは普通のようです。
自分の意見に反論されるとちょっとどきっとしますが、私はこのような意見をはっきり言うアメリカの文化が好きです。
《ブラインドに慣れている》
白杖を持って道を歩いていても、日本のようにじろじろ見られたりびっくりされたりすることは全くといっていいほどありません。
皆が視覚障がい者に慣れていて、歩いていると「何かお手伝いできることはないですか?」といろんな人が気軽に声をかけてくれます。
これは私の意見ですが、アメリカでは障がいのある子どものほとんどが通常学校に通っていて、多くの人が小さい頃から見慣れているのと、さまざまな人種、言葉、文化が入り混じっている国でいろんな人がいることが普通になっているのとで、特別な目で見られることがないのではないかと思います。
点字ブロックや音声信号、電車やバスのアナウンスといったものがほとんどないという点では不便ですが、視覚障がい者として出かけやすい国だなと感じています。
これらの他にも、アメリカンな謎の日本食を味わうことができたり、日本にはないアメリカ独特の習慣やマナーにふれることができたりして、毎日アメリカの文化にふれながら楽しく過ごしています。
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