2010年12月5日日曜日

普通校の体験談(yuji)

こんにちは。yujiです。
今回は普通校に通っていた時の話をします。

私は中学1年で視覚障がいになり、そのままその中学を通い高校へ進学しました。
盲学校を選ばなかった理由は中学の時は盲学校へ転校する考えが全くなかったのと、
小学校6年から進学塾に通っていたため、受験をしてみたかったってのが理由です。
盲学校と普通校の併願は地元(茨城)ではできませんでした。

中学校の授業で苦労したことは、
体育、技術、美術、音楽、家庭科、情報、学校行事、友人関係…
って、今挙げて思ったのですが、ほとんどですね(笑)
まあ、技術や美術や情報は完全にお手上げだったのでできるとこだけやって後は親や友達にやってもらったってだけなので工夫は何もありません(汗

私の地元は出身小学校から中学校へ来た人が6割で残り4割が他の小学校出身という構成で、
さすがに半分はいなかったですが、かなり多くの人が同じ学習塾に通っていました。
なので、7割が元々知り合いでした。
そんな中、視覚障がいになり、周りの視線は結構冷たかったです。
主治医に「若いから10か月くらいで治る人もいるよ。」と言われていたので、
当時は「若いから10か月で治るよ。」と思いこんでいました。

そんなことから友人には「10か月で治るよ。」みたいなことをよく言っていました。
また見た目には変わらないことから「本当は嘘ついてんじゃね?」という噂から陰口に変わり、罵声に変わりました。

目があっても挨拶がないとかゲームの話ができなくなったとかそういう些細なことも原因かとは思います。
そんな感じで一部の友人とだけ深い仲になり、狭く深くという付き合いでした。

田舎の学校だったので、先生の理解もあまり得られずいじめ的なことも多かったです。


高校では最初のクラスルームの時に先生に障がいのことを伝えてもらいました。自分で言うか聞かれましたが、その時は自分で言うのはかなり抵抗がありました。
高校生になり、そのクラスルームのおかげかクラスはそんなに居心地は悪くはなかったです。
しかし、友達作りには苦労しましたけどね。

高校時代は障がいについて聞かれるのはむしろ嬉しいに近い感情がありました。
自分から話したくても話しにくいので聞かれたらそのことを答えれば良いので楽でした。
今でも多少そういうことは感じています。


しかし、やはり初対面での障がいの伝え方は大事だとつくづく思います。
大学でサークルを二つ掛け持ちしているのですが、
一つは障がいを伝えて入部
もう一つは特に何も言わず入部
と、試しにやってみました。

元々のサークルの雰囲気もあるのでしょうが、障がいを伝えた部活の方が居心地が良かったです(笑
部長にあらかじめ言っておいて新勧コンパの時に全員に説明しました。
視覚障がいがあります。程度しか言いませんでしたけどね。

そんなサークルも新入生が入り、視覚障がいのことを何となく伝える時などは
僕、目がひどく悪いんだよねー。や
目が見えないんだよねー。
などと、こんな風に伝えています。
視覚障がいって言うのは重苦しくて言いにくいイメージがあり、
目が悪い。と言うと眼鏡やコンタクトは?と聞かれることが多いので大げさに言っています。

人に道を尋ねる時などもこんな風に言ってますね。


まだまだ障がいの伝え方や障がい理解については未熟な私ですが、
もうちょっと勉強してもっと上手く言えるようにしたいな。と常に感じています。

最近思うのは、自分に自信がつくと言いやすくなるな。と思います。得意なことや特技、趣味など自分らしさを見つけることが大事ですね。
こんなこと言ってますが、自分は全然できてません…
修行中です(笑

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