こんにちは。村上です。
今日は、私が自分の障がいをどのように伝えているのか。
そのヒントの一部をちょっとご紹介します。
私は大学進学後、自分の障がいをどのように伝えていいのかとても悩みました。
私の場合、見た目ではなかなか「視覚障害者」と思われないことがあります。
視力は低いものの、周辺の視野がある程度見えているため、
歩行や運動、障害物の回避には健常者と同じようにふるまってしまいます。
また点字を触って読むことができないため、墨字(一般の文字)で対応しています。
そのため、
白杖やサングラス、点字・・・など
視覚障がい者を連想させるようなグッズを普段使用していないのです。
でも、
そんな私でも、助けやちょっとしたサポートがほしいなっと思う時があります。
その時に、
「私は目が悪いんです。」「視覚障がいがあるんです。」「人の輪郭はわかっても、表情はわからないんです」
などと自分の障がいや見え方を伝える機会があるんですね。
今回は、見え方を伝える時のアイテムとして
弱視問題研究会が提供している、
「上手な自己表現への道しるべ 私の見え方紹介カード」をご紹介します。
写真1.表紙
このカードには、一枚一枚に“見え方”の概要や文字フォント、視野の欠け方など
見え方を伝えるためのヒントが書かれています。
例えば、
「ルーペなしで読める最も小さな文字サイズと、最も見やすい文字サイズは?」という言葉の後に、
「最低最適14ポ」という言葉で5種類くらいのフォントサンプルが書かれており、
自分にとって読みやすい文字フォントをカードを提示して、
相手にイメージを持たせやすくなります。
写真2.文字サイズサンプル
また
家の絵が描かれており、
「正常な見え方」「ドーナッツ状」「半分欠けている」「周辺部が欠けている」
などの見え方で、その絵を見たときのサンプルも載っています。
写真3.正常な見え方と中心暗点
見え方カードは、自分の見え方を伝える時のヒントやサンプルとして非常に役に立ちました。
もちろんこのカードの通りに伝える必要はあるいませんが、
このアイテムをはじめとした便利グッズは、工夫次第でいろいろな活用ができるのではないでyそうか?
一度手にとって試してみてはいかがでしょうか?
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