2010年11月3日水曜日

触ってわかる便利なもの vol.3

こんにちは。奈良里紗です。

本日は、触ってわかるものシリーズvol.3です。

今回、紹介するものも、視覚障がい者の方々には
おなじみのものかと思いますが・・・

電話や電卓などの「5」についているドット。
実は、私は、自分が視覚障がい者になるまで
この電話や電卓の「5」のドットがどれだけ
ありがたいものなのか、気づいていませんでした。

「5」にドットがついていることすら、
視覚障がい者になって初めて知ったくらいです。

そんな頃が嘘のように、
今となっては、「5」にあるドットなしには
生きていけないですね。笑

逆にいえば、「5」さえ、ドットをついていれば、
電話だってかけられるし、メールだってかけちゃうんです。

最初は、触ることに慣れずに、
メールなんかもよく打ち間違えましたが、
今となっては、ほとんど見ずに打つことができます。

何事も練習ですね。

余談ですが、
視覚障がい者にとって、
「慣れ」や「反復練習」というのは、
能力を身につけるために必要不可欠な道です。

拡大読書器やルーペ、
買ったその日から、すごく便利に使えるかといったら、
実はそうでないことも。

拡大読書器やルーペなんかは、
よくゲームで楽しみながら自然にできるようになっている人が多いですよね。

私の携帯メール技術は、
高校時代という誰もがメール大好きの時代ゆえに、
友達関係上、メールというツールが必要不可欠でした。

そこで、きっと、打ち間違いが山ほどあったでしょうが、
毎日毎日たくさんのメールを感覚で書いているうちに、
触るだけで書くという能力が身についたわけです。

触って便利なものの中には、触る練習が少し必要なものもあるのかもしれませんね。

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